11月15日のホーチミン市保健局の発表によると、1区、ゴーバップ区、クチ県、トゥードゥック市が先週の感染レベル1から感染レベル2に引き上げられた。一方でビンチャン県は、先週の感染レベル2から感染レベル1に引き下げられている。
従ってホーチミン市の地域ごとの感染レベルは、1区、4区、5区、6区、7区、8区、フーニョン区、タンフー区、タンビン区、ビンチャン県の10地域が感染レベル1に、3区、10区、11区12区、ビンタン区、ビンタイン区、ホックモン県、クチ県、ゴーバップ区、ニャーベー県、トゥードゥック市の11地域が感染レベル2となり、カンゾー県のみが感染レベル3となっている。
より細かい町村レベルでは、ホーチミン市全体312エリアのうち、先週は161エリアが感染レベル1、146エリアが感染レベル2、5エリアが感染レベル3であったが、今週になって22のエリアで感染レベルが低下し、53エリアで感染レベルが上昇した。
ベトナム全体の感染レベルマップでは、ホーチミン市は先週と同じく感染レベル2:イエローゾーンに属しており、感染リスク中とされている。
今回の評価基準となった11月6日から12日までの新規感染者数は、ホーチミン市が7752人(先週は6622人)となっている。ホーチミン市の人口910万人で計算すると10万人あたりの新規感染者割合は79.4となる。これは、保健省の基準に照らすとレベル3(50~150)に該当する。
一方で別の評価基準であるワクチン接種率では、11月12日までにホーチミン市の18歳以上の99.8%が少なくとも1回目のワクチン接種を完了し、50歳以上の96.5%が2回目のワクチン接種を完了している。これは保健省の定めるワクチン接種率基準70%を大幅に上回る数字だ。
また、もう一つの基準である軽症から重症までの患者の病床確保と治療能力に関して、ホーチミン市は感染レベル4に対応できるだけの病床、治療施設、重症対応施設の設置計画を準備している。
さらに、各区と県では地域内で確認された感染者の治療に対応するための移動式医療ステーションを備えており、感染が拡大した場合には、保健省のガイドラインに従って、地元の医療施設に酸素を提供できる体制も整えられている。
11月14日の午後までにホーチミン市は、感染第4波によって44万7428人の感染者が確認されている。
出典:15/11/2021 VNEXPRESS
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