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【新型コロナ】ホーチミン市、市内各エリアの感染レベルを再評価へ

(C)VNEXPRESS

ホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席によると、ホーチミン市は、市内の各自治体に対して適切な対策を適用するために、感染レベルを再度見直すとしている。

これは10月14日に開かれた会議の席上、ホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席が今後の地域の感染防止対策について言及した際に述べた内容だ。

マイ主席によると、COVID-19を効率的に抑制し柔軟な安全対策を実施するための暫定規定である政府の議決128号と保健省によるガイドラインが公表された後、ホーチミン市は、市内の感染レベルを再評価する。ホーチミン市は既にワーキンググループを設置しており、多くの専門家が政府の議決128号の指針に戻づいて評価や意見を述べている。

今後ホーチミン市では、各自治体の感染レベルを分類し、感染レベルに応じた適切な対策を適用する。しかし、各自治体に適用される対策は、各自治体によって対応がばらけないように慎重に検討する必要がある。

「ホーチミン市は、各地域ごとに再度感染レベルを評価して活動可能な内容を決定し、更に市全体の状況を見直します。」とマイ主席は述べ、各地域ごとに感染防止対策を決定する必要があるが、市全体のバランスを考慮する必要もあるため非常に難しい作業になると説明した。

マイ主席は、政府の暫定規定は地域の感染状況を毎日、毎週評価し、その状況に応じて適切な感染対策レベルを検討するように求めていると付け加えた。ホーチミン市では政府の暫定規定に基づき、各地域や産業ごとの安全基準を調整、見直し、変更していくとしている。

これまでの感染防止対策についてホーチミン市人民委員会は、数か月前と比べてホーチミン市の感染状況は大幅に改善していると評価する。これは、モニタリングしている感染指標が継続的に低下していることからも明らかである。しかしながら、ホーチミン市がいつから”ニューノーマル”状態に戻れるかについては明言されていない。

マイ主席はまた、これまでにCOVID-19の感染状況に関して多くの専門家の意見が公表されてきたが、ある時点から感染の広がりは専門家の予測とは全く異なった姿を見せたと指摘する。つまり、感染状況の評価はあくまでその時点での参考値としての価値しかない。実際、世界の多くの国でも感染状況が良くなったり悪くなったりした時に、感染対策を柔軟に調整し続けている。

政府の議決128号によると感染レベルは、レベル1(低リスク-ニューノーマル状態):グリーン、レベル2(中リスク):イエロー、レベル3(高リスク):オレンジ、レベル4(超高リスク):レッドの4段階に分けられている。

感染レベルの評価基準には、人口と時間当たりの新規市中感染者数、ワクチン接種率(高齢者など感染リスクの高いグループ、1回目、2回目などに留意する)、病床確保数などが含まれる。保健省では、各基準、評価方法、レベルの決定方法についてガイドラインを作成する。

9月30日にホーチミン市はCOVID-19を効果的かつ安全に抑制しながら社会経済活動を再開させる方法についての指示18号を公布しており、その中で感染防止対策とCOVIDグリーンカードを前提条件として各種事業活動の再開を認めるとしていた。

ホーチミン市では第4波によってこれまでに41万3435人のCOVID-19感染が確認されている。このうち1万4359人が現在も入院中だ。集中隔離されているF0は6300人以上存在し、自宅隔離中のF0は1万5000人弱存在している。

出典:14/10/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作