充分な回数ワクチンを接種済みであるか、3か月以内にCOVID-19に感染した濃厚接触者(F1)は、以前のように隔離することなく職場や学校に行くことができる。
これは、ホーチミン市人民委員会のズーン・アイン・ドゥック副主席が署名した濃厚接触者(F1)に対する医療対策ガイドラインに記載されている内容だ。今回の決定は、保健省の無症状のF0とF1は、一定の条件を満たせば出勤することを許可するという意見に基づいて決定された。
新たなガイドラインでは、F1は職場や学校に通うことができるが、F0と濃厚接触した日から10日間は自主健康観察をおこない、5日目と症状が出たときに検査(PCR検査または、簡易検査)を実施しなければならない。
自主健康観察期間中、F1は、自宅から職場や学校まで自家用車で移動し、常にマスクを着用し、手を消毒して、生活、仕事、勉強において私物を共有しないように注意する必要がある。
F1は、感染リスクの高いグループ(基礎疾患のある人、50歳以上の人、妊婦、ワクチンを接種していない人)との接触を避け、PC-Covidで医療申告をおこなう必要がある。
F1の行動規制緩和は、ワクチンを十分に接種した生徒が学校に通えるようにすることを目的としている。2月22日にホーチミン市は保健省の意見を基に、F1の生徒は医療ステーションか病院での陰性証明書を取得すれば学校に通えるとしていた。しかし、この規定は、多くの人の時間とお金を無駄にすると不評であった。
3月2日に上記の規定は、ホーチミン市によって取り消され、代わりにワクチンを十分な回数接種済みのF1の生徒は7日間の隔離後に、担任の教師に連絡するだけで登校できることになっていた。
労働者については、昨年末からホーチミン市内の多くの工場が労働力不足を解決するため、ホーチミン市保健局の暫定的なガイドラインに基づいてF1となった社員を出勤させていた。
F1の出勤条件は、充分な回数のワクチンを接種済みで3日目と7日目に検査をおこない、その後も職場にF0が発生しなくなるまで7日おきに検査をすることとされ、その他にも毎日医療申告をおこない、症状が出た場合には検査をおこなうとされていた。
3月23日の午後までに、ホーチミン市では感染第4波による累計感染者数が58万6910人となった。4700人の感染者が現在も病院で治療を受けており、80人が人工呼吸器を装着している。自宅療養中のF0は5万5783人となっている。
現在、ホーチミン市以外にロンアン省とカマウ省も一定の基準を満たせば無症状のF1の出勤を認めるとしている。
出典:24/03/2022 VNEXPRESS
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