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【新型コロナ】ワクチン2回接種済みの61人が陽性

(C) VNEXPRESS

ハノイ市保健局は、11月8日に13の省と市からハノイ市に戻ってきた1万2027人の検査を実施し、100人の陽性を確認した。陽性者のうちワクチンを2回接種済みの人は61人であった。

100人の陽性者のうち64人がホーチミン市から移動してきた市民で、その他にドンナイ省からが9人、ビンズン省からが7人、ハザン省からが5人、ナムディン省とハナム省からが3人ずつ、フート省とクアンガイ省からが2人、タイニン省、バクザン省、ダクラク省、キエンザン省、アンザン省からがそれぞれ1人という内訳になっている。

100人の陽性者のうち61人が2回目のワクチン接種を完了しており、24人が1回目を接種済み、8人が未接種で、7人は接種対象年連に達していなかった。

ハノイの感染状況は依然として複雑で、市内13か所でクラスターが確認され、125ヶ所が封鎖され867人のF0が医療機関での治療を受けている。

元保健省予防医学局の局長であったチャン・ダック・フー博士は、ハノイ市内では最近になって複数の市中感染が確認されているが、ハノイは多数の人口を抱え、ビジネス活動が盛んな首都であり、社会隔離措置が緩和されれば感染が拡大することは避けられないと指摘する。

一方で、ホーチミン市、ビンズン省、ドンナイ省、ロンアン省など感染地域からハノイ市に戻った市民は、感染している可能性があり適切に管理しなければ、家族や周辺の人に感染を広げる可能性がある。

「私達は感染者数を受け入れる必要があります。重要なことは早期に発見して感染源を突き止めることです」とフー博士は話す。またフー博士は、100%完璧なワクチンなど存在せず、例えワクチンを2回接種していたとしてもCOVID-19に感染したり、周囲の人に感染させたりする可能性があることを認識する必要があると強調する。ワクチンには感染を予防し感染時の症状を軽減させ、重症化率と死亡率を低下させるという役割がある。

「ワクチンを2回接種した人もマスクの着用、距離の確保、密集、密閉された場所を避ける、手洗いを励行するなどの5Kルールを確実に守る必要があります」とフー博士は話す。

11月7日には首相も「ワクチンを接種したからといって、安全だと思い込むべきではありません」と市民に対して呼びかけている。各省と市では、市民に対してワクチンを接種したからといって油断したり自分勝手に判断せず5Kルールを遵守するよう強く推奨している。首相は、ベトナムは”ゼロコロナ”方針を追求することを止め、リスクを管理することで感染を抑制するという方向に方針転換したことを認めている。首相は、”コロナ対策において完璧な選択ということはありえず最善の選択をするしかない”という考え方に基づき、問題があれば即座に発見して適切に修正することが重要であると強調する。

ハノイ市は市全体の感染レベル評価を更新し、グリーンゾーンからイエローゾーンに移行した。これにより、屋内と屋外でのイベント、公共交通機関、行商、宝くじ販売などの活動が停止または、制限されることになった。

ハノイ市保健局は、各区と県の医療センターと保健所に感染が拡大している地域からハノイ市に戻ってきた市民への管理を強化するように指示した。さらに、感染状況の調査・管理体制と地域の医療システムを強化させ、市中での感染拡大を防止するように指示している。

11月9日に保健省が発行したガイドラインによると、各地域での感染状況に応じて地元の保健局が、感染者の管理を自宅で行うか医療機関で行うかを指示することになっている。現時点では、ハノイ市は人口密度が非常に高いという理由から、F0とF1の自宅隔離を実施していない。

「ハノイ市は、感染者数が大幅に増加した場合にのみ自宅隔離を検討する予定です。ハノイ市は人口密度が高いという特徴があり、もし自宅隔離を実施しても安全を確保することは難しいでしょう。そのため、軽症や無症状のF0でも集中隔離する必要があるのです。」とハノイ疾病予防管理センター(CDC)のコン・ミン・トゥアン副所長は説明する。

ハノイ市保健局の報告によると、現在ハノイ市では、42か所の隔離施設に1万4639人を収容する能力がある。11月2日までにハノイ市では感染地域から移動してきた1975人のF1を25か所の隔離施設に収容している。これまでに4568人のF0が医療機関で治療を受け、3610人が退院し、618人が入院している。

出典:10/11/2021 VNEXPRESS
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