日本を訪問中のファン・ミン・チン首相は、日本便を含めた国際線を12月上旬から再開させる予定であると述べた。
これは、11月25日にチン首相がJETROの佐々木理事長と会談した際に発言した内容だ。佐々木理事長は、ベトナムから日本へのフライト再開などを含めた幾つかの問題についてチン首相に提言をおこなった。
チン首相は、岸田首相との会談でも両国の直行便再開に向けて検討を行うよう関係機関に指示することで合意したと述べた。チン首相によると、ベトナムは12月上旬から国際線を再開させる予定で、その中には日本とのフライトも含まれている。
以前11月上旬に交通運輸省からベトナム政府に提出された計画によると、国際線の再開は3段階に分けて実施されることになっていた。
この計画では第1段階は、2022年第1四半期からで、中国、香港、日本、韓国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、ラオス、カンボジア、フランス、ドイツ、ロシア、イギリス、オーストラリアとの国際線をまず再開させる。
各国とのフライトは週4便とし、毎週約1万2000人がベトナムに入国できるようにする。ワクチンを2回接種済みかCOVID-19感染から回復した人は、7日間自費で隔離施設で隔離をおこなう必要がある。ワクチン未接種の人の場合は、14日間の隔離が必要となる。
第2段階は2022年第2四半期からで、各国との路線再開は航空会社のニーズに応じて調整され、各国と週に7便程度のフライトが実施される見込みとなっている。
この段階で入国する場合、ワクチンパスポートを所持している人は、保健省のガイドラインに従って3~7日間自宅または、宿泊先で自主隔離をおこなう必要がある。ワクチンパスポートを所持していない人の場合は、自費で隔離施設での14日間の隔離を実施する必要がある。
第3段階は2022年第3四半期以降で、国際線は民間航空会社のニーズによって自由に運行される。
今回の首相の発言により、国際線再開計画が前倒しされる可能性が高まった。
出典:25/11/2021 VNEXPRESS
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