ハノイ市共産党常任委員会は、9月2日の建国記念日を含めた連休期間中も厳格な社会隔離措置を継続し、厳密な管理を実施するように求めている。
9月1日にハノイ市共産党常任委員会は、ハノイ市での社会隔離措置が実施されてから40日が経過し、4月27日の第4波発生以降市内の累計感染者数が3500人を超えたことを受けて、COVID-19感染拡大防止対策に関する指示6号を発行した。ハノイ市共産党常任委員会は、9月2日の建国記念日に向けて、市内の社会隔離措置をより厳格かつ効果的に実施し、管理を厳格化し、必用であればより厳しい措置も適用するように求めている。
それによると、関係機関は、封鎖地域や感染リスクの高い地域において市民の外出を制限する抜本的な対策をとることが求められ、”表面だけ厳しく、内部が緩む”状況を是正して厳しく処分し、『COVID-19に対して安全な家族』モデルを構築し、全ての世帯に”誰もがその場にとどまる”という方針を遵守させるように求めている。
感染リスクの高いエリアと非常に高いエリアについて、ハノイ市共産党常任委員会は、対策の厳格化をモットーにして、隔離措置の第3フェーズ以降の感染拡大防止対策を立案し、より強力な措置を適用させるとしている。感染者が確認されていないブルーゾーンについては、各自治体が企業の製造・経営計画を立案し、レッドゾーンとオレンジゾーンの製造業をサポートする。
ハノイ市共産党常任委員会は、F0をコミュニティから切り離し、F1を追跡して隔離するために感染リスクの高い地域、封鎖地域、隔離地域を優先して広域検査を実施するように指示した。感染リスクが非常に高い地域については、全住民が2~3日に1回検査を実施し、感染リスクの高い地域では、5~7日に1回検査を実施する。その他の地域については、全住民を対象に最低1回は検査を実施する。
関連各機関は、集中隔離エリアを積極的に活用し、10万人のF1 の収用場所を確保して隔離効率を急遽見直し、既に準備した2万床のベッドを保健省の3段階治療モデルに従って収容、治療がおこなえるように3万床まで増床する準備を進める。
ハノイ市共産党常任委員会は、「ハノイは依然として感染拡大リスクの高い地域である」と評価している。人口密度の高い地域、狭い地域に複数の路地が入り組んだ地域、小さな路地や古いマンション、伝統的な市場などでは、まだ社会隔離措置が厳格に実施されていない。一部の地域では社会隔離措置が緩みつつあり、『表面だけ厳しく、内部が緩む』という現象が表れてきている。
出典:01/09/2021 VNEXPRESS
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