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ベトナムニュース【経済】|労働者の失業不安が拡大

(C): Quỳnh Trần

何千人もの労働者が、COVID-19の感染再拡大、会社の受注減、投資家の資金不足などによる失業の可能性に頭を悩ませている。

ハノイ市の幼稚園に勤めるAさん(24歳)は、COVID-19の感染拡大以降、編み物をしている。親戚を通じて週に1〜2件、編み物の注文がくる。
「数は多くありませんが、おそらく将来はこの仕事が必要になるだろうと思って継続しています」

新型コロナの感染拡大が始まった数ヶ月前、Aさんの幼稚園は閉鎖され、母親の営業するレストランには客がなく、高齢の父親はバイクタクシー業を継続することが難しかった。彼女は、レインコート、手袋、長靴を装着して、実家のレストランのデリバリーを手伝った。オンライン販売は、家族が困難な時期を何とか乗り越えるのに役立った。

現在Aさんは元の幼稚園に戻って働いているが、COVID-19の発生と学校が閉鎖された数ヶ月を思い出し不安を抱えている。
そこでAさんは、色々なものを編む練習を始めた。さらにAさんは、もし2度目のロックダウンがあれば、家族全員でが故郷に戻って農業をすることも考えている。

ドンナイ省の工業団地内にある縫製企業で長らく働いてきたBさんも、職を失うことを心配している。最初の感染拡大の時、企業側は労働時間を一部短縮することで調整したが、市中感染が再発した後は、労働日数が半分以下に減少した。

Bさんの8月の勤務日数は2週間しかない。仕事がない時は、娯楽施設などに飲み物の販売を手伝いに行ったが、この仕事も週末などの人出の多い時しか必要とされない。
Bさんの収入は以前の半分以下となる500~600万VNDに減ったが、何とか耐えている。
「私はこれからのことを心配しています。会社には新しい注文がなく、もし首を切られたらどうすればいいのかわかりません」

Bさんの話は、繊維産業の受注量が大幅に減少しているという最近のレポートを見れば、あながち根拠のない話とも言えない。
通常企業は、今の段階で年末までや、来年前半までの仕事を確保しているものだが、現在は毎週少量の新しい注文が来る程度になっている。

ハノイ市のレストランで働くCさんによると、レストランでは労働時間の削減を始めており、これまで1日8時間勤務が4時間に短縮され、給料は以前から60%減少し、200~400万VND程度になった。
このレストランでは、COVID-19感染拡大以前は、毎日250人近くのお客が来ていたが、最近の顧客数は1日あたり70〜90人程度にすぎない。

レストランのオーナーは、スタッフを削減するつもりはないが、従業員の半数が率先して退職し、より安定した仕事を探している。新しい仕事を探す同僚についてCさんは、「あの人たちは外国語がとても得意で、会計やコンピューターサイエンスの資格を持っている人もいる」と話し、Cさん自身は、まだ今の仕事を辞めるつもりはない。