12月13日から25日までの2週間、ホーチミン市は小学1年生、中学3年生、高校3年生の対面授業を試験的に再開させる。ホーチミン市は、今回の試験機関の結果を見て今後の対面授業再開方針を決定するとしている。
12月1日にホーチミン市人民委員会は、市内の各学校での対面授業再開計画を発表した。それによると、各学校は12月13日から小学1年生、中学3年生、高校3年生を対象に試験的に2週間の対面授業を再開させる。
また5歳の幼稚園児は12月20日から登園を開始する。カンゾー県のタインアン幼稚園・タインアン小・中・高校は12月13日からすべての学年で対面授業を再開させる。
現在から12月5日までの期間に、各学校は保護者との会合を開催し、対面授業再開において注意が必要な事項を共有する。また12月8日には学校関係者を対象に感染防止対策の講習を開き、12月10日には学校再開による生徒の安全確保ガイドラインを発行するとしている。
ホーチミン市は、各学校に対して12月13日までに感染防止対策計画を立案して展開するように求めている。対面授業再開の前に各学校は、この感染防止対策計画の実施状況について各区または、県の感染防止管理委員会による監査を受けなければならない。
対面授業再開の初日は、授業は行わず生徒の健康観察、医療申告、生徒への感染防止対策の指導、今後の授業計画の説明などをおこなう。また時間割はクラスごとに時間をずらして設定する。もし、教員や生徒に発熱、咳、息苦しさなどの症状が出た場合は自宅で療養し、すぐに学校に報告する。その後、地域の医療機関で診察を受ける必要がある。
対面授業再開から2週間後に、ホーチミン市は結果についての評価をおこなう。教育訓練局と保健局がホーチミン市人民委員会の学校再開範囲の拡大決定について助言をおこなう。
ホーチミン市の計画によると、学校の対面授業再開は、ホーチミン市の感染レベルと学校が所在する地域の感染レベルに応じて決定される。
ホーチミン市では、校舎や設備の状態が良く、感染防止対策が確保できている学校から優先的に対面授業を再開させるとしている。レッドゾーンから通う生徒と教師は、保健局の規定に従い検査を受ける必要がある。
11月19日から25日までの感染レベル評価において、ホーチミン市内の1区、6区、7区、8区、11区、タンビン区、ビンチャン区、クチ県、カンゾー県の9か所が感染レベル1(グリーンゾーン)と評価されている。
それ以外の13の区と県は、感染レベル2の(イエローゾーン)となっている。全国規模の感染レベル評価では、ホーチミン市は感染レベル中のイエローゾーンとされている。
ホーチミン市内の多くの学校は、ホーチミン市の計画に基づいて、すでに生徒や教員にF0が出た場合の対応も含めて、学校再開の準備が整っていると回答している。
出典:01/12/2021 VNEXPRESS
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