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ベトナムニュース【観光】11月の外国人観光客数がコロナ後で最多

(C) VNEXPRESS

2022年11月の訪越外国人観光客が約60万人となった。これは、コロナ後では最多の数字で、前月からは23%増加しており、年間の外国人観光客数も270万人を超えた。

観光局のデータによれば、訪越外国人観光客数は、観光シーズンである年末に向けて徐々に増加している。11月の外国人観光客数は、コロナ後では最多の59万6900人となり、10月から23%増加している。

このうち、アジアからの観光客が最多の41万7400人で、次いでヨーロッパの9万2000人、アメリカの6万2500人、オセアニアの2万3400人、アフリカの1600人の順となっている。国別では、韓国の14万4000人が最多で、次いで、アメリカ、オーストラリア、マレーシア、日本、中国の順となっている。

2022年1月から11月までの外国人観光客数は、累計で270万人を突破し、前年同期と比べて21.1倍となっている。しかし、コロナ前と比較した場合この数字は、80%の減少であり、政府の2022年の誘致目標である500万人の約50%にしか達していない。

「1年の最後の3ヶ月は、欧米人のハノイ観光旅行のピークシーズンです。11月は旧市街の多くのホテルが満室になりました。12月の正確な統計はまだ出ていませんが、事前予約だけでも稼働率が90%を超えているようです。」とホアンキエム区にあるホテルマネージャーであるダオ・ティ・ガーさんは話す。

Lux Groupのファム・ハー会長は、現在ベトナムは観光シーズンのピークを迎えているが、年間500万人の目標を達成するのは難しいだろうと述べた。「目標数字にとらわれ過ぎてはいけません。そうではなくて、なぜ達成できないのか?どのように改善すればよいのか?という風に考える必要があります。観光客の皆さんが旅行を楽しみ、リピートしたくなったり、親戚や子供にベトナムを紹介してくれるようになり、より長期で滞在し、お金を使ってもらえるようにする方法を考えるべきです。」とハー会長は話す。

2023年に向けてベトナムの観光業界は、ビザ政策の緩和、海外へのベトナムの観光地の宣伝、ベトナムの美しいイメージを作り出すための観光名所の管理など外国人観光客を引き寄せるための様々な対策を打ち出す必要があるとハー会長は指摘する。

「東南アジアの多くの国では”ゴールデンビザ”制度が実施され始め、最大20年の滞在が可能だったり、外国人を引き寄せる魅力的な権利が与えられたりしますが、ベトナムにはまだありません。また、観光地の宣伝についても、観光客を引き寄せるための差別化が十分に行われていません。この点についても観光業界は、よく検討する必要があるでしょう。」とハー会長は述べた。

出典:01/12/2022 VNEXPRESS
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