ホーチミン市の2大バスターミナルであるミエンドンバスターミナルとミエンタイバスターミナルの2022年テト(旧正月)の利用者は、COVID-19の影響により昨年から30~40%減少するとみられている。
ビンタイン区にあるミエンドンバスターミナルが12月21日に発表したテトの運行計画では、テト前の2022年1月22日から31日(陰暦の12月20日から29日)までの1日当たりの平均利用者数は約1万6000人で前年の約59%に留まる。これは、このバスターミナルの長年の歴史の中でもテト時期としては最も低い数字だ。
ミエンドンバスターミナルでは、テト前の利用者のピークを1月27日から29日の3日間と予測しており、1日当たりの利用者数は2万から2万2000人程度になるとみているが、これも昨年のテト前のピーク時と比べて1万3000人から1万50000人も少ない数字だ。テト前のそれ以外の日は、1日の平均医療者数が1万4000人~1万9000人程度になるとみられ、大晦日となる1月31日の利用者数は、最も低い3000人程度になるとみられている。
今回発表された数字は、利用者が昨年から大幅に減少するとしているが、ミエンドンバスターミナルの管理者によれば、これはCOVID-19の感染が拡大せず、各省がホーチミン市から移動してきた人を隔離しないという条件での予測だと説明する。つまり、もし各省への移動に隔離措置が取られた場合、人々はより慎重になりバスの利用者はさらに減少することになる。
ミエンドンバスターミナルでは、各バス運行会社に対して今回のテトは値上げをしないように勧告しているが、もし空席が多くなった場合は、補償のために40~60%の範囲内で値上げができる。運賃の値上げは、走行ルートと時間に応じて決められる。ミエンドンバスターミナルでは、バスターミナルが発行するチケットをオンラインまたはチケットカウンターで事前販売するとしている。バスの運行会社は、それとは別に自社の計画に従ってチケットを自社で販売する。
ビンタン区のミエンタイバスターミナルは、旧正月前の利用者のピークを1月28日から30日とみており、1日の利用者数が2万2000人~2万7000任となる見込みだ。これは、昨年のテト前と比べて30~40%の減少となる。ミエンタイバスターミナルは、メコンデルタ地域への比較的短距離輸送がメインとなるため、利用客はテトの直前にチケットを購入することが多く、ミエンタイバスターミナルではテト直前のピーク時には24時間体制で対応する予定だ。
ミエンタイバスターミナルのチケット代金は、テト4日前からテト明け2日目までの6日間40%値上がりする。テトのチケットは1月12日からバスターミナルのチケットカウンターやバス会社のWEBサイトで先行販売される。
出典:21/12/2021 VNEXPRESS
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