アメリカのタイム誌が発表した2025年の世界の訪れるべき目的地トップ100で、ホーチミン市のメトロ1号線がベトナムで唯一選ばれた。
タイム誌は、7年前から世界の訪れるべき目的地トップ100を発表しており、今回ベトナムからはホーチミン市のメトロ1号線が唯一選ばれた。このランキングは関連性(Relevance)、影響力(Impact)、革新性(Innovation)、成功度(Success)の4つの基準を基に選定されている。
今回のランキングでは、インド、エルサルバドル、日本、ジンバブエなど世界各国のリゾート、博物館、レストラン、国立公園などが選ばれており、日本では京都にあるニンテンドーミュージアムなども選ばれている。
ホーチミン市のメトロ1号線は、今回選定されたアジア21か所のうちの1つとしてタイム誌に選定されており、メトロ1号線が海外からも高く評価されていることを証明した。
タイム誌によればメトロ1号線は、ベトナム最大の商業都市における偉大な成果であり、都市交通インフラにとって重要な一歩であるだけでなく、海外からの旅行者に新たな旅路を提供するものだと高く評価している。
メトロ1号線はホーチミン市中心部のベンタイン市場から東部のトゥードゥック市までを繋ぐ全長19.7㎞の路線であり、ホーチミン市の観光名所であるベンタイン市場、オペラハウス、グエンフエ歩行者天国などへの旅行者のアクセスをより便利なものへと変えた。タイム誌はさらに、メトロ1号線は洗練されたデザインで高速での移動を可能にし、ホーチミン市の交通渋滞や環境汚染の軽減に貢献していると評価している。
今回ホーチミン市のメトロ1号線が世界の名だたる観光名所と並んで選ばれたことは、都市の発展における重要なマイルストーンといえる。このプロジェクトは、ホーチミン市の都市交通インフラの近代化と観光誘致の両面での成長を象徴しており、ホーチミン市が国際的な観光・経済ハブとして発展していることを示している。また、ベトナム全体にとっても、観光業の強化、インフラ整備の進展を世界にアピールする機会となり、今後のさらなる発展が期待されている。
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