ホーチミン市のタンソンニャット国際空港で建設が進められていた第3国内線ターミナル(T3)が、4月30日の連休に合わせて本格稼働を開始する。これにより、空港周辺の混雑緩和と旅客サービスの向上が期待されている。
新ターミナルT3は、総工費約11兆VND(約606億円)を投じた重要な交通インフラ事業のひとつ。これにより、連休期間中に1日あたり最大12万人の利用が見込まれるタンソンニャット空港の混雑緩和が期待されている。
T3は、既存のT1(国内線)およびT2(国際線)ターミナルとは離れた位置にあるため、アクセスルートに大きな変更が加えられている。ベトナム空港公社(ACV)は14日、T3へのアクセスに関する詳細なガイドラインを発表した。
T3ターミナルへの主なアクセスルート(自家用車・タクシー・バイク等)
- T1・T2から:チューンソン通り → ファントゥックズエン通り → チャンコックホアン – コンホア連絡道路 → T3
または、チューンソン通り → ハウザン通り → タンロン通り → 上記連絡道路 → T3 - ホーチミン中心部から:ナムキーコイギア通り → グエンバンチョイ通り → ホアンバントゥ公園 → 地下道 → 連絡道路 → T3
- 東部から:ファンバンドン通り → チューンソン通り → 連絡道路 → T3
- 西部・南部から:アンスーン、タンキータンクイ方面 → コンホア通り → 連絡道路 → T3
- チューンチン通り経由:コンホア通り → ホアンホアタム通り(拡張) → 連絡道路 → T3
または、18E通りを経由して連絡道路へ接続
移動手段とシャトルバスの運行
T1・T2からT3へは、タクシー、配車アプリ車両、または空港シャトルバス(20分間隔)が利用可能となっている。さらに、ホーチミン市では公共バスによるT3接続ルートも順次整備され、市内からのアクセスが容易になる見込みだ。
【まとめ】
新設のT3ターミナルの稼働により、ホーチミン市の空の玄関口であるタンソンニャット空港の利便性は大きく向上する。利用者は、これまでの交通ルートとは異なるアクセス手段を事前に確認し、時間に余裕を持って行動することが推奨される。
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