強盗事件と通報、しかし現場は「自作自演」?
ベトナム南部チャビン省で、ある男が自宅で妻が所有する金や現金を盗んだうえ、自分で自分を縛り上げて“自宅が強盗に襲われた”ように装い、妻に警察に通報させていたことが判った。動機は借金返済のためと見られている。
妻が通報「深夜に覆面の男たちが侵入」
2024年5月20日午前6時過ぎ、チャビン省カンロン県ミーロン町の警察署に、52歳の女性Hさんが駆け込んだ。彼女によると、同日午前1時ごろ、家に数人の見知らぬ人物が侵入し、夫であるD氏(55歳)の口を布で塞ぎ、手足を縛って脅したという。
その後、犯人たちは寝室近くのクローゼットを物色し、金と現金500ユーロを奪って逃走した。これらの財産は海外に住む子どもたちが両親に送金したものだったという。
事件の真相は「借金返済のための偽装強盗」
警察は事件の通報を受け、現場検証を実施。監視カメラを確認するなど捜査を進めた結果、不審な点が多く、強盗侵入の痕跡は見つからなかった。さらに、D氏が最近、別の女性と関係を持ち、離婚を望んでいたことも判明した。
取り調べの末、同日22時頃、Đ氏は偽装工作を認めた。借金返済に窮したD氏は、妻の財産を奪った後に、自ら手足を縛って「強盗に襲われた」と偽装し、妻に通報ていた。
警察は現在、事件の詳細を引き続き調査しており、D氏に対する処分を検討している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN
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