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【経済】果物価格が大幅下落、豊作も需要伸びず

ベトナムの路上で販売されるライチ
(C)TUOI TRE

2025年はライチやドリアン、ランブータンなどベトナムを代表する果物が豊作となったが、消費需要が伸びず価格が大幅に下落している。

7月6日時点で、ホーチミン市および南部各省の市場ではライチが広く出回り、1キロあたり2万5000〜3万5,000VNDで販売されている。一部では2万ドン(約110円)という価格も見られ、過去数年で最も低い水準にある。

ホーチミン市ティゲー市場の果物小売業者グエン・ゴック・ガー氏によると、ライチの価格は昨年同時期には1キロ6万〜7万ドンしたが、今年は2万5,000ドン程度だという。

北部バクザン省の流通協同組合によると、今年のライチは豊作だったが需要が低く、産地での取引価格は1キロ7,000〜1万2,000VNDで、上級品でも1万5,000〜3万ドンと例年を大きく下回っている。

同様にドリアンも価格が低迷しており、小売ではRi6種が1キロ6万〜6万5,000ドン、タイ種が6万5,000〜8万ドン。一部の市場ではRi6が4万〜5万ドンまで下落している。

南部の生産地では卸売価格も急落。Ri6が2万5,000〜3万ドン、タイ種でも5万5,000〜7万ドンで、前年までの8万5,000〜9万ドンの水準を大きく下回っている。

他にも、ホーチミン市内の市場ではランブータン(チョムチョム)が1キロ1万5,000〜2万5,000VND、アボカド(034種)が2万〜2万5,000VND、ジャックフルーツやスイカ、オレンジも例年より安価で販売されている。特にオレンジは1キロ5,000〜7,000VNDと、農家が悲鳴を上げる水準となっている。

ベトナム野菜果物協会によると、今年はライチだけで30万トン超の収穫が見込まれるが、消費需要は例年より低迷しており、中国市場へのドリアン輸出も期待を下回っているという。

ベトナム野菜果物協会担当者は「5月から7月は多くの果物が一斉に収穫期を迎える“ピーク”時期であり、中国市場は、ベトナム産果物にとって依然として最大の消費先であるが、今年に入ってからの輸出額は前年の30〜35%にとどまっている」と述べた。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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