ホーチミン市で8月17日未明、前方の車を追い抜こうと車線からはみ出したバイクが転倒して、バイクのドライバーが対向車線を走っていた車の前に投げ出され、危うく轢かれそうになった。様子を見ようと車からドライバーが降りたところ、激昂したバイクのドライバーから突然殴りかかられた。被害者の車にはドライブレコーダーが搭載されており、被害の一部始終が記録されていた。
ドライブレコーダーが捉えた暴行の瞬間
SNS上で拡散された映像によると、バイクを運転していた若い男が道路で転倒した。その後、車の運転手に向かって突進し、顔面を繰り返し殴打した。暴行を加えた男は一度現場を離れたものの、再び戻ってきてさらに暴行を加えた。
車の運転手は抵抗せず、顔を押さえて耐えるしかなかった。
事件の発生場所と状況
警察の確認によれば、事件はホーチミン市バイヒエン街区チューンチン通りのハーバートゥーン交差点付近で発生した。
被害者のN.V.Tさん(30歳)は配車アプリのドライバーで、当時は客を乗せて走行中だった。工事による通行規制があり、交通整理員の指示に従って逆方向の車線を走行していたという。
このとき、突然対向車線を走っていたバイクが車線を越えて前方の車を追い抜こうとして、Tさんの車の前に飛び出し、ハンドル操作を誤って転倒した。
被害者の診断と警察の対応
Tさんは暴行直後に警察へ被害を届け出た後、病院で診察を受け、鼻骨骨折と鼻腔への液体貯留が確認された。
現在、バイヒエン派出所はドライブレコーダー映像を押収し、事件の関係者を追跡・調査中である。警察は「道路上の暴力行為は厳正に対処する」と強調している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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