ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

【国際】国際社会で存在感を増すベトナム

ベトナムのファン・ミン・チン首相とブラジルのルーラ・ダシルバ大統領
(C)THANH NIEN

経済成長と柔軟な外交で存在感拡大

経済の力強い成長、柔軟かつ効果的な外交政策、そして国際社会での存在感拡大――これらは近年、多くの国際関係専門家がベトナムについて指摘してきた評価である。

約2年前の2023年9月には、当時のジョー・バイデン米大統領がベトナムを公式訪問した。その際、大統領特別顧問で国家安全保障会議上級部長を務めるミラ・ラップ=フーパー博士が随行していた。

米国専門家の目に映る「印象的なベトナム」

2014年夏、米戦略国際問題研究所(CSIS)のラップ=フーパー博士は「私は必ずベトナムを訪れます。ベトナムは非常に印象的で、急速に発展しています」と述べた。博士は当時、アジア研究の上級研究員であり、アジア海洋透明性イニシアティブ(AMTI)の責任者でもあった。
その後も彼女はベトナムの成長を高く評価し、米越関係の強化を訴え続けている。

同様に、CSISやNew American Securityの研究者たちも、ベトナムを地域の成長モデルとして捉えている。東南アジア専門家マレー・ヒーバート氏は「ベトナムは多国間貿易協定を積極的に推進し、世界中で20件近い協定を持つことでリスク分散を図っている」と指摘した。

世界が注目する「発展のモデル」

米ハドソン研究所の長尾博士は「戦争を勝ち抜き独立を守ったうえで、急成長する経済を築いたベトナムは、いまや多くの国が夢見る成功モデルです」と述べる。
また、オーストリア・ウィーン大学のアルフレッド・ガーストル准教授は、ASEANやAPEC、WTOといった多国間機関での役割を評価し、「ベトナムは戦略的パートナーシップを通じて国際的信頼を高めている」と指摘する。

現在、ベトナムは13か国と包括的な戦略的パートナーシップを結び、その中には国連安保理常任理事国4か国が含まれている。ASEAN域内でもシンガポール、インドネシア、マレーシアなどと深い戦略関係を築いている。

インド太平洋での「架け橋」

近年注目されるインド太平洋戦略において、ASEANが中心的役割を果たす中、ベトナムは域内外をつなぐ架け橋として存在感を発揮している。またCPTPPやRCEPなどの自由貿易協定を通じ、世界市場との接続を強化している。

更にベトナムは国連のUN Women執行理事会(2025~2027)や人権理事会(2023~2025)にも選出され、国際社会での役割をさらに広げている。

「中堅国家」としての自覚

日本の国際基督教大学のスティーブン・ナギ教授は「ベトナムは柔軟な外交と『四つのノー』政策によって、典型的な中堅国家の地位を築いた」と評価する。
インドの安全保障研究者プラカーシュ・パニールセルバム博士も「ベトナムはインドや日本と並ぶ地域の中堅国家であり、インド太平洋における重要なプレーヤーです」と強調した。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN