ホーチミン市建設局は、旧ビンズン省行政センターの活用案を提出した。1階部分は従来通り公共行政サービスセンターとして維持し、A棟には市の各局・部門や団体を配置、B棟はホーチミン市科学技術センターや多目的科学技術ビルとして使用する計画である。
建物の規模と特徴
旧ビンズン省行政センターは、双子タワー(A・B棟)で構成されており、地下と共通屋上部分(ヘリポートあり)のほか、各棟22階で合計延べ床面積は11万3,953㎡に及ぶ。かつては55の機関・団体が入居し、約4,000人の職員が勤務していた。
現状と入居予定機関
ホーチミン市との統合後、A棟には現在18の機関、B棟には20の機関が入居しており、約1000人が働いている。
建設局の提案では、A棟には農業・環境局(約313人)、建設局(約294人)、財務局(約25人)、工業団地管理委員会(約41人)など18の局・部門を配置する予定である。
一方、B棟については、ベカメックス(ホーチミン市人民委員会傘下の総公社)の意見に基づき、科学技術センターおよび多目的科学技術ビルとしての利用が検討されている。
運営と管理体制
建設局は、建物の運営管理について、従来の旧ビンズン省人民委員会と同様にホーチミン市人民委員会事務局に委託するよう提案している。
「活気を取り戻す必要」
これに先立ち、党中央委員・ホーチミン市党委員会書記のチャン・ルウ・クアン氏は、旧行政センターについて「現在は閑散として寂しい。活気を取り戻す必要がある」と強調していた。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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