ホーチミン市人民委員会は、アンフー交差点建設プロジェクトの進捗状況に関する会議後、グエン・バン・ドゥック主席の結論を発表した。ホーチミン市東部と周辺省を結ぶ重要事業であるにもかかわらず、工事の進行が遅れていることを受け、ドゥック主席は施工業者や関連機関に厳しい対応を求めた。
遅延の原因と責任追及
ホーチミン市人民委員会によると、進捗の遅れは、事業主体であるホーチミン市交通建設投資プロジェクト管理委員会が不十分な監督しか行わず、施工能力の低い業者への対応が甘かったことなどに起因する。また、市建設局や関係部局の指導監督も徹底されていなかった。
ホーチミン市人民委員会のドゥック主席は、全ての関係者に対し「厳しく教訓を受け止め、同様の事態を繰り返さないようにすべきだ」と警告。さらに、進捗管理について具体的な責任を明確にするため、人民委員会への進捗誓約書を提出するよう命じた。
完了期限を明示
ドゥック主席は、N2接続高架道路(XL11)を2025年12月31日までに完成させること、地下道HC1-02(XL6)を2026年1月15日までに完成させることを厳命した。
プロジェクトの現状
アンフー交差点プロジェクトの総投資額は約3兆4,000億ドン。2022年末に着工し、現在は全体の約70%が完了している。
- N2接続高架道路(ホーチミン市-ロンタイン高速道路からマイチトー通りへ右折する車両用):進捗率55%、年末の開通を目指している。
- HC1-02地下道(延長760m、4車線、総投資額約3,400億ドン):進捗率73%、10月以降はインフラ障害の解消により工事が加速する見込み。
交通渋滞緩和への期待
N2接続高架道路とHC1-02地下道が稼働すれば、アンフー交差点周辺の交通渋滞を約80%軽減できると期待されている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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