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【社会】ホーチミン市:首相指示16号よりも厳しい状況に備えるべき

(C)VNEXPRESS

ホーチミン市のグエン・バン・ネン党書記によるとホーチミン市は、新型コロナの感染拡大を抑えるために、首相指示16号よりも厳しい措置の実施可能性を検討している。

これは、7月20日に開かれたCOVID-19全国感染防止管理委員会のトップを務めるブー・ドゥック・ダム副首相との会議でホーチミン市のグエン・バン・ネン党書記が言及した内容だ。この会議は、ホーチミン市が社会隔離に関する首相指示16号を適用してから12日が経過し、第4波の発生から3万7700人の感染者が確認されたことを受けて開かれた。

ネン党書記は、中央政府ならびに、関係省庁がホーチミン市の感染状況に対して困難を共有し、適切な指示を与えホーチミン市をサポートしてくれたことに感謝しながら次のように述べた。「現在のCOVID-19の市中感染状況を改善し、感染者数を減少させるという目標達成のために必要な措置です。今の対策では、この目標は達成てきていません」

「ホーチミン市と同志の皆さんが状況を分析し議論をおこない、首相指示16号を実施しながら、より効果的な対策方法について合意し、感染者数の減少という目標を達成させることを強く望みます」とネン党書記は話した。

この会議で、ダム副首相は、ホーチミン市党書記の意見に同意し、ホーチミン市は、一部の感染拡大地域に対してより強力な対策を適用することを検討する必要があると指摘した。

「厳密な隔離こそが感染拡大を抑えるのに最も有効な対策であることは誰もが分かっています」とダム副首相は述べ、ホーチミン市に対して感染拡大を抑えられていない一部の地域に対してより効果的な措置を早急に適用するよう求めた。

さらに、全国感染防止管理委員会の会長でもあるダム副首相は、ホーチミン市に対して、もう一つの対策として、感染リスクの非常に高い地域だけでなく、感染リスクの比較的高い地域にもベトナム保健省の指導に従ってより頻度の高い検査を実施するように求めた。

またダム副首相は、保健省がホーチミン市に最優先で治療設備を配分することに同意したことを明らかにした。さらに、保健省では、集中治療室を中心にCOVID-19の治療にあたっている医療スタッフに充分な装備と資材を提供するために、緊急調達体制を構築している

「政府は、保健省に対してホーチミン市内と重症治療にあたっている地域の全ての病院に対して、医療スタッフが安全に治療にあたれるように、必要な防護器具や物資を十分に提供するよう依頼しています」とダム副首相は述べ、COVID-19との戦いにおける戦力維持の方針を強調した。

ワクチン接種についてダム副首相は、2020年8月以降、ベトナム政府は、ワクチンメーカーと数多くの交渉を進めてきたと明らかにした上で、契約通りに進めば、今年の末には国民の70%にワクチン接種をおこない、集団免疫を獲得できるとの見方を示した。しかし、ワクチンが本格的にベトナムに届くのは2021年9月以降になる。

「ホーチミン市の感染拡大状況をみて、首相はホーチミン市にワクチンを最優先で提供するように保健省に指示しました」とダム副首相は述べ、ワクチンが確保できた場合には、政府はホーチミン市での接種を最優先するとの考えを示した。

これより前、保健省のグエン・チューン・ソン副大臣は、保健省と関係省庁は、常にホーチミン市の感染防止対策を監視、評価してきたと述べた。保健省は、ホーチミン市の首相指示16号の適用についての努力と感染防止のためのゾーニング、地域封鎖などの対策を高く評価している。

「COVID-19の感染は複雑で予測不可能です。3日前の感染のピークでは感染者数が5000人に達しましたが、この3日間は3000人程度に減少しています。それでもまだ安心できる兆候はなく、ホーチミン市は今後10日間により強力な措置を適用する必要があるでしょう」とソン副大臣は述べ、南部で首相指示16号が適用された他の19省については、今後7日から10日で感染者数が減少することを期待するとしている。

出典:20/07/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作