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【新型コロナ】隔離方法の緩和にリスクはないのか?

( C ) BAO TUOI TRE

12月6日、ベトナム保健省はCOVID-19の新たな感染者を発表したが、その中に54歳のリビア人外交官が含まれていた。この外交官は、自宅隔離中の感染という珍しいケースであったことがわかり波紋を広げている。

ハノイ疾病管理センターによると、このリビア人外交官は、ベトナムに駐在していたが、11月12日に妻子を迎えるためにトルコへ入国した。11月19日にベトナムへ戻って、空港でPCR検査を実施したところ陰性だったため、ハノイ市内の自宅で隔離をおこなうことになった。
11月30日にこの外交官は、血圧の上昇と疲労感からハノイ市内の病院で治療を受けた。その後は、自宅に戻って隔離されていたが、12月3日の2回目の検査で陽性が確認された。

ハノイ保健局のチャン・バン・チュン副所長によると、ハノイ市ではこれまでにホテルと航空会社の隔離施設で7人の陽性が確認されたが、自宅隔離中の陽性確認は今回が初めてとのことだ。

最近、隔離方法が緩和される傾向にあるが問題は無いのだろうか?先日、海外から51名の団体が入国したが、そのうち10名は、ベトナム疾病管理委員会の公文書336号の規定により隔離が免除されている。海外でのCOVID-19感染拡大状況を考えると、今後隔離免除対象者が陽性のまま入国する可能性は十分に考えられる。

ハノイ保健局のグエン・カック・ヒエン局長は、自主隔離の場合、隔離場所が条件を満たしている場合もあるが、共有エリアなどが存在し隔離条件を満たしていないケースもあると指摘し、次のように話した。
「自宅隔離を許可する場合は、事前に現場確認を行い自宅隔離場所が、完全に独立した隔離条件を満たしていることを確認しなければならない」

航空会社の客室乗務員などに対しては、以前は、72時間の隔離後2回の検査で陰性であれば、次のフライトまでは自宅隔離と規定されていた。しかしホーチミン市での事例を受け、今後は14日間の隔離が求められる。
「今後、航空会社の客室乗務員が自宅隔離を希望する場合は、隔離場所の検査をおこない、隔離条件を完全に満たしていることを確認する必要がある。もし、隔離条件を満たしていなければ、14日間の隔離施設での隔離が強制される」とヒエン局長は説明した。

出典: 07/12/2020 – BAO TUOI TRE
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作