公安省のトー・ラム大臣は、国民の利便性を向上させるため、新しいパスポートに出生地の情報を追記すると述べた。
8月10日に開催される国会常任委員会での質問に関連して、国会議員に送付された報告書の中で、トー・ラム大臣は、ベトナムの新しいパスポートに対してヨーロッパの一部の国がビザの発給を拒否した件について、関係機関と協議した結果、『これは技術的な問題である』ことを確認した。出生地の情報が記載されていないパスポートは、一部の受け入れ国において管理上の問題を引き起こす
上記の問題を解決するため、公安省は外務省と協議の結果、暫定措置として、国民から要望があった場合は、新パスポートに出生地の情報を記載することを決めた。
将来的には、公安省はパスポートのフォーム自体を修正し、個人情報のページに出生地の欄を追加する。
新しいパスポートに出生地の情報が記載されていないことについて、・トー・ラム大臣は、国際民間航空機関(ICAO)の規定によれば、パスポートに必ず記載が必要とされているのは、パスポートの種類、氏名、パスポート番号、国籍、生年月日、性別、パスポートの有効期限のみだと説明した。
出身地の情報は、強制記載事項ではなく、国によって対応が異なる。ベトナム出入国法第6条3項の規定によると、ベトナムのパスポートへの出生地の記載は規定されていない。
通達73号に基づいて発行された新しいパスポートのフォームは、上記法令の規定に基づいており、国際基準も満たしていることを踏まえた上で、公安省では、この問題について国防委員会、法務委員会、政府事務局、司法省、外務省から意見を聴取し、修正を決めた。
7月1日に公安省が発行した新しいフォームのパスポートでは、サイズは旧型と同じだが表紙の色が青紫に変わり、出生地の情報が削除された。
7月27日以降、在ベトナムのドイツ、スペイン、チェコの大使館が、出生地の情報が記載されていなことを理由に、ベトナムの新しいパスポートへのビザの発給を拒否すると発表した。
一方で、イギリスとフランスは、ベトナムの新しいパスポートへのビザの発給を承認していた。
出典:08/08/2022 VNEXPRESS
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