長かった新型コロナ禍も終盤となり、弊社のスタッフはほぼ全員、多くの友人も感染したのですが、私は一度も症状がありません。しかし、なりやすい病気があり、それは腱鞘炎です。
先日、4回目の手術をしました。腱鞘炎の中でも私の場合は指の炎症(ばね指)です。最初の手術は20年以上も前に東京・新宿の病院、右手中指の腱鞘炎でした。突き指と思っていましたが、徐々に指の腱を取り巻く鞘が固くなって、腱が自由に動かせなくなりました。
それにより徐々に疼くような痛みを伴い、痛みが増すので手術を決断せざるを得ず、掌の中にある中指の鞘を切開してもらいました。日本の有名病院での安心感ある手術でした。
その後の3回はベトナムです。2回目は左手中指、3回目は左手薬指でした。この2回を手術したのはホーチミン市にあるファミリーメディカルプラクティスのアルゼンチン人医師で、ラテン系の施術は明るいものでした。部分麻酔の手術中に医療通訳者を介して楽しい会話が聞こえ、緊張感なく短時間で終わりました。
そして4回目の手術は今年3月、ホーチミン市のビンメック国際総合病院での右手薬指でした。前回と病院が違うのは、加入している保険の条件によります。早朝6時に訪問し、指示に従って全身を清潔にしたうえで、用意された手術用の衣類に着替えました。
設備の整った手術室に運ばれた途端に全身麻酔で意識がなくなり、術後には傷が目立たないよう手相に沿って切開されたと聞きました。その後も指は順調で、「エラー通信簿」にならずに良かったです。