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【法律】労働局が労働許可証の発行に2~3ヶ月かかることはないと反論

(C) VNEXPRESS

労働許可証の申請に長い時間がかかっているとの企業からの訴えについて、ホーチミン市労働・傷病兵・社会局(以下、労働局)は、受理された書類は、常に10日以内に処理されていると反論した。

6月16日に開催された300社の民間企業とホーチミン市行政機関との対話において、多くの企業が外国人労働許可証の申請手続きが依然として改善されていないとの意見を述べた。各企業からは、申請書類の複雑さ、外国人労働者の採用必要性の説明、労働局からの回答の遅さなど様々な問題点が指摘された。

この対話において最も注目されたのはある韓国資本企業の事例だった。この企業の代表者によれば、この企業は昨年末に設立され、ある外国人に現地責任者の権限を委任した。その後、この企業はこの人物の労働許可証申請書類を準備したが、申請に2~3ヶ月もかかった。

同様に台湾との合弁による化学品関連企業も最新の専門性の高い機械設備を操作できる高度人材をベトナムに派遣することができずに困っていると述べた。この会社の代表者によれば、4月末に6人の外国人労働許可証を申請したが、現在に至っても結果が出ていないとのことだ。

とりあえずこの企業では、現場対策として国内で労働者を採用し毎日台湾にいる専門家とビデオ通話を繋いで機械操作の指示を仰いでいる。このような状況では生産効率は上がらない。「この2か月間に当社では2件の納期遅れが発生し、そのうちの1件は大型案件でした」とこの企業の担当者は話す。会社は納期が遅れたことによる補償金を支払わなければならなくなったが、具体的な金額については言及を避けた。

これらの意見に対してホーチミン市労働局のグエン・バン・ラム副局長は、誤解があると述べた。企業が労働許可証の申請に時間がかかっているのは、申請手続きに仲介業者が介入していることが原因である可能性が高いとラム副局長は指摘した。

「外国印労働許可証の申請に2~3ヶ月もかかることはありません。私が労働局に戻った2016年以降、通常は10日以内、遅くとも20日以内には申請が処理されています」とラム副局長は断言した。

今年の3月からホーチミン市労働局は外国人労働者の採用必要性説明書類の処理時間を10営業日から7営業日に短縮し、労働許可証の更新申請の処理時間を3営業日から1営業日に短縮させた。

外国人労働許可証の問題は、多くの企業とホーチミン市の対話集会において主要な議題となっている。4月上旬に多くの企業が労働局に対して労働許可証の申請に2~3ヶ月もかかっていると訴えた。

3月上旬のEU商工会議所とホーチミン市の対話集会でも、企業側から議定152号が発効されてから規制が非常に厳しくなったため、外国人労働許可証の申請時間が以前よりも長くなっているとの指摘が出た。

労働局のラム副局長は、企業から労働許可証の申請をしてから3~4ヶ月経っても結果を受け取れていないという話をよく聞くが、実際に申請したという会社名を確認したところ、殆どの場合、労働局には書類が提出されていなかったと述べた。

「申請手続きを仲介している業者や個人を見直す必要があります。非難しているわけではありません!これはお互いがまだ理解できていない問題なのです」とラム副局長は述べた。

外国人労働許可証の申請書類が何度も返却されたという点について、ラム局長は事実だと認めた。その理由として、企業が提出する外国人労働者の採用必要性説明書類が、議定152号の規定に沿っていないことが原因だとラム副局長は説明した。これまでに労働局は議定152号の規定に関する意見聴取会合を何度も開催しており、中央政府へ提出する意見書をまとめている。議定152号の改正は7月中に完了する見込みで、労働許可証申請における様々な問題が解決されることが期待されている。

ホーチミン市労働局は、これまでにホーチミン市の労働者需要に対応するため、書類の処理に多大な努力をしてきたと話す。ラム副局長は、各種手続きをスムーズに進めるために各企業が労働局に協力してくれることを期待していると述べた。「各自が自分の仕事をきっちりこなせば、労働局はホーチミン市から割り当てられた任務を遂行できると信じています」とラム氏は最後に語った。

出典:15/06/2023 VNEXPRESS
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