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【社会】4日に1度はラーメンを食べるベトナム人

(C) VNEXPRESS

世界ラーメン協会(WINA)によれば、ベトナム人は年間平均85食のインスタントラーメンを消費しており、世界最多となっている。

WINAによれば、2020年から3年連続でベトナムは、インスタントラーメンの消費量世界トップ3にランクインしている。

直近の評価報告書の中でWINAは、ベトナムは消費量では中国とインドネシアに次いで3位だが、一人当たりの年間消費量では世界1位だったことを明らかにした。

2022年にベトナムは約85億食のインスタントラーメンを消費しており、2019年から57%も増加した。一人あたりの年間平均消費量は85食で、ベトナム人は4日に一回はインスタントラーメンを食べている計算になる。一人あたりの消費量がベトナムに次いで多いのは韓国とタイで、1週間に1回はインスタントラーメンを食べている計算となる。

WINAによればベトナムでインスタントラーメンの消費量が増加したのは、新型コロナの影響が大きい。また、インスタントラーメンの種類が多様化したことも消費量が拡大した一因となっている。ベトナムのインスタントラーメン市場拡大に伴い、各メーカーが世界の様々な国の食文化を上手く組み合わせたインスタントラーメンを開発したことで、人気がさらに高まっている。

ベトナムのインスタントラーメン消費量は3年連続で増加しており、各メーカーの業績も右肩上がりとなっている。イギリスに拠点を置く世界有数の市場調査会社であるEuromonitorによれば、ベトナムのインスタントラーメン市場は、エースコックとマサンのトップ2社が計33%を占めている。

売上高と消費量から見てエースコックは2022年にベトナム市場で33億食のインスタントラーメンを販売したとみられる。一方のマサンも各商品の詳細なデータは公表していないものの、2021年の決算報告書で同社には売上が2兆VNDを超える商品ブランドが5つありそのうち2つがインスタントラーメンだった。

Asia Foods社もインスタントラーメンの2017年から2021年の年間売上高が5兆VNDを超えている。Uniben社もここ5年間成長を続けており、2021年の売上高は前年比12%増の3兆4000億VNDとなっている。

エースコックベトナムの金田社長は、ベトナムのインスタントラーメン市場は依然として魅力的だと話す。ベトナムは一人当たりの年間平均インスタントラーメン消費量が世界トップとなるなど、インスタントラーメンの消費に関しては非常に重要な国である。そのため、2023年上半期に同社はインスタントラーメンの生産量を前年同期から10%引き上げたと金田社長は話す。

「2023年に当社は、2022年比6%増の35億食のインスタントラーメンを販売する目標を設定しました」と金田社長は述べた。

金田社長はさらに、ベトナム人は食糧総生産量の2/3を占める米を益々消費するようになってきており、エースコックベトナムも米を原料とした商品開発を進めており、先日発売開始したばかりの米の生麺も好評だったと述べた。

WINAは、インスタントラーメンの消費が活発な56の国と地域における消費量調査を毎年実施している。

出典:02/07/2023 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作