9月27日のiPhone16のベトナム正規販売開始日の販売台数は3万7000台に達し、そのほとんどがProシリーズで売上高は1.1兆VNDを超えた。
賛否両論はあるものの、iPhone16は、依然としてベトナムのスマートフォン市場の小売業者に多額の利益をもたらしているようだ。ある輸入業者によれば、販売初日に少なくとも3万7000台のiPhone16がユーザーの手元に届けられ、そのほとんどがiPhone16 Pro Maxまたは、iPhone 16 Proで、総売上高は1.1兆VND以上となった。
FPTショップの担当者によれば、同店グループでは初日だけで1万台が売れ、売上高は3000億VNDに達した。同グループでは、9月中に2万台を顧客の手元に届けることを目標としている。
ベトナムで最も販売台数が多いとされているのがテーゾイジードン・グループのTop Zoneで、販売初日の夜には3000台がアクティブ化され、9月中に3万台の販売を見込んでいる。同グループは9月27日の販売台数を明らかにしていないが1万台を超えたとみられている。
CellphoneS、Viettel Store、ShopDunk、Hoang Ha Mobileなどその他の大手小売業者も販売初日に2000~7000台を販売したとみられている。
今年は、全ての主要販売店でiPhone16の販売が午前0時から開始された。事前に予約していた人は、もし希望すれば9月27日の午前0時にiPhone16が受け取れるように店舗側が手配してくれる。販売開始日の深夜には、合計で約1万台のiPhone16が顧客に手渡されたとみられている。
ある販売業者の担当者は、ベトナムマーケットに割り当てられたiPhone16の初回ロットは昨年と同程度の5万5000~6万台程度とみられている。10月末までには、ベトナムマーケットに12万台のiPhone16が届く見込みだ。
初回の販売ではiPhone16 proと16 pro Maxが販売台数の大部分を占めており、デザートチタニウムカラーが人気となった。実際の各販売店でのProの販売比率はAppleからの割当て台数によって異なるがいずれにしても60~85%という高い比率を占めている。現在、もしデザートチタニウムカラーを早めに手に入れたいのであれば、300~400万VNDを余分に支払う必要があるが、その他のカラーであれば在庫は十分ある。
今年のiPhone16 Proでは機能のアップグレードだけでなく、画面サイズの変更もユーザーの選択に大きな影響を与えたとみられている。今回のiPhone16 Proはディスプレイが6.3インチと大きすぎず、チップやカメラがPro Maxと大きく変わらないため、Pro MaxよりProの購入を選択する人が増えた。CellphoneSによれば、同店での16 Pro Maxの注文が70%から60%に下がり、その分16 Proの注文数が伸びた。一方で通常iPhone16とiPhone16 Plusの初回販売台数に占める割合は比較的小さかった。
各販売業者によればベトナム人のiPhoneに対する嗜好はあまり変わっておらず、常により高価なモデルが人気となっている。iPhone16と16Plusの2つの基本モデルは、多くな魅力的なアップグレードによって専門家から高く評価されているが、ベトナムでの販売は思ったほど伸びていない。
ベトナムでのiPhone16の販売価格は128GBが2300万VND~、16 Pro Maxの256GBが3500万VND~で、最も高いのは1TBの4700万VNDとなっている。
9月9日にiPhone16の4つのモデルがAppleによって発表された。このうちiPhone16と16 Plusでは、カメラのデザインが変更され、音量モードスイッチの代わりにアクションボタンが採用され、メインカメラは4800万画素に変更された。2つのProモデルでは、ディスプレイが以前より0.2インチずつ大きくなり、超広角が4800万画素になった。4つのモデル全てに新しいシャッターボタンが搭載されている。Appleでは、標準のiPhone16モデルにはA18チップを搭載し、iPhone ProモデルにはA18 Proチップを搭載している。
出典:2024/09/30 VNEXPRESS提供
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