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【社会】ベトナム、解放記念日50周年を盛大に祝賀|国産武器にも注目集まる

南部開放50周年記念パレードの様子
(C) TUOI TRE

2025430日、ベトナムは南部解放・国家統一から50周年を迎えた。ホーチミン市を中心に大規模な記念式典が開催され、国民の誇りと歴史への敬意を示す場となった。

解放記念日とは?430日の歴史的意義

1975年4月30日、ベトナム戦争が終結し、南ベトナム政権が崩壊。これによりベトナムは事実上の国家統一を果たした。この日は「南部解放記念日(Ngày Giải phóng miền Nam)」として、ベトナム全土で毎年盛大に祝われている。

ホーチミン市での大規模パレードと式典の様子

2025年は統一50周年の節目の年であり、ホーチミン市では例年以上に大規模な祝賀行事が実施された。1区のレズアン通り(統一会堂前)では、約1万3000人の兵士が参加する軍事パレードが行われたほか、中国、ラオス、カンボジアなど友好国の部隊も加わり、国際的な連帯を象徴する場となった。

共産党書記長のトー・ラム氏は式典演説において、「正義が圧政に打ち勝った」と述べ、ホーチミン主席の名言「ベトナムは一つ、ベトナム民族は一つ」を引用。平和と統一への歩みを国民と共に再確認した。

国産武器が示すベトナム国防産業の発展

本年の祝賀行事では、軍事装備の展示も大きな注目を集めた。とくにベトナムの国産兵器は、ベトナムの防衛体制の強化と自立性向上を象徴するものと受け止められ多くの市民が歓迎した。

哨戒機「TP-150」:イタリア技術移転による共同開発

ベトナム国防省傘下の企業が開発した哨戒機「TP-150」は、2024年に開催された国際防衛展示会で初披露された。最大高度約7,000m、最高速度300km/hを誇り、監視パトロール機能を有する軽量航空機である。設計にはイタリアとの技術協力が用いられ、国産化と国際連携の両面で成果を示した。

小火器・ミサイルシステムの国産化

小火器分野では、Z111兵工廠が中心となり、イスラエルのIWI社との協力によって「ガリルACE」シリーズのライセンス生産を行っている。また、独自開発のK14-VN拳銃やSTL-1A自動小銃も実戦配備が進んでいる。

さらに、地対艦ミサイルや高速攻撃艇、哨戒艦など、海軍装備の国産化も加速。これにより、南シナ海における防衛能力の強化が期待されている。

国防と経済の両輪で発展へ

50周年という節目を迎えたベトナムは、国家防衛と経済成長の両立に注力している。国産武器の開発は、防衛予算の最適化と国際依存度の低減を可能にするものであり、同時に技術革新と産業基盤の強化にも寄与する。

解放記念日は過去を振り返り未来を見据える日

2025年の解放記念日は、ベトナム国民にとって過去の勝利を祝うだけでなく、国の未来を見据える重要な節目であった。国産武器の展示は、ベトナムが単なる戦争の記憶にとどまらず、「自立と平和への意志」を実現しつつあることを示すものとなった。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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