ホーチミン市内のネットカフェで13歳と14歳の少年2人が暴行された事件で、警察は7月5日夜、逃走していた容疑者グループの一部をラムドン省で発見・拘束した。
きっかけは、ラムドン省リエンフオン村のモーテル前に止められていた1台の不審な乗用車だった。
事件を受け、ラムドン省警察交通課第2部隊の警官が市内を巡回していたところ、深夜23時30分頃、容疑者らしき人物の情報を得てリエンフオン村内へ捜索に向かった。村にあるモーテル前に停車中の車両に目を付けて中を確認したところ、指名手配中のグループの1人が発見され、その場で身柄を確保。追及の結果、犯行を自供した。
その後の捜査で残るメンバーも発見され、ホーチミン市警察に引き渡された。容疑者の1人、グエン・ブー・ハオ(30歳)は、事件現場であるネットカフェの経営者で、犯行が報道やSNSで拡散されたことを知って現地から逃走していた。
7月6日、ホーチミン市警察はグエン・ブー・ハオおよび共犯のゴー・クオック・トゥー(29歳)を「公務執行妨害・公共秩序騒乱」の容疑で緊急逮捕した。
事件は3月23日未明にホーチミン市12区グエンアィントゥー通りのネットカフェで発生し、7月5日になって複数の動画がSNS上に投稿され、社会に強い衝撃を与えた。
映像には、赤いシャツを着た男が、13歳と14歳の少年2人を素手やヘルメット、プラスチックの箱などで執拗に殴打する様子が映っており、1人はその場に倒れ、もう1人は意識を失った。
警察はすでに被害者2人(13歳のV.M.H.さん、14歳のH.T.L.さん)から事情聴取を行い、事件の全容解明に向けた捜査を進めている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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