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【国際】ファム・ミン・チン首相「外交戦略で不意を突かれてはならない」

第1回外務省党大会で演説するファン・ミン・チン首相
(C)THANH NIEN

2025年から2030年の任期に向けた第1回外務省党大会が7月15日朝に開催され、ファン・ミン・チン首相が出席した。

チン首相は、世界情勢が今後も急速かつ複雑に変化すると指摘したうえで、外務省は情勢を的確に把握し、党と国家に対して「戦略的な不意打ちを避けるための助言」を行うよう強く求めた。特に、外交相手の選定や認識において、慎重かつ的確な戦略的判断が不可欠だと強調した。

同大会では、2020年~2025年の前期における外務省党執行部の活動評価、政治報告、さらには第14回党大会に向けた文書案への意見などが議論された。また、上級党組織からの指名に基づき、2025年~2030年の新たな党執行部メンバーも発表された。

今回の指名により、ブイ・タイン・ソン副首相兼外務大臣が外務省党書記に就任し、グエン・マイン・クオン外務次官が常任副書記、グエン・ミン・ブー常任次官が副書記に任命された。

チン首相は、2020年からの任期における外務省の功績として、300本以上の報告書や提案書、17の重要な政策案が党中央に提出されるなど、外交方針の制度化と具体化に大きく貢献したことを評価した。

特に、2024年1月24日に発表された「新たな情勢における国際統合に関する政治局決議59号」は、ベトナムの持続可能な発展に向けた四本柱の一つとして位置付けられている。

外交関係についても、2020年以降に国交を有する国は189カ国から194カ国に増加した。また、包括的な戦略的パートナーシップは37カ国と締結しており、すべての主要国(国連安保理常任理事国、G7、G20のうち18カ国)と少なくとも戦略的パートナー以上の関係を構築したことが強調された。

また、チン首相は外務省と在外公館が新型コロナ対策の一環として貴重な新型コロナワクチン調達に果たした役割を高く評価し、経済外交、文化外交、在外ベトナム人支援、国民保護業務なども成果を上げたと述べた。

首相は今後の外交に関して、「竹のようなしなやかさと強靭さを持つ外交」をさらに深化させ、外交を経済発展と文化力強化の原動力とするよう求めた。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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