正規価格で販売も…サパの飲食店に行政処分 手作り酒の無許可販売で罰金
ラオカイ省サパ観光エリア内、ターバン村に位置する飲食店「サーモック」が、2本で70万ドンと正規の価格で梅酒を販売していたにもかかわらず、手作り酒の販売に必要な製造許可を取得していなかったとして、行政処分を受けたことが明らかになった。ターバン村人民委員会は7月16日、同店に対して200万VNDの罰金を科した。
この問題は7月14日夜、Facebook上に投稿された「サーモックで梅酒2本が70万ドンは高いか安いか?」という内容の記事が発端である。投稿は瞬く間に拡散され、SNS上で賛否両論の議論を巻き起こした。
問題を受け、7月15日朝に市場管理チーム第2支部(バットサット・サパ管轄)がターバン村当局と協力して現地調査を実施。その結果、「サーモック」は2023年から宿泊・飲食サービスの営業を行っており、地元および外国人観光客からの評価も高く、地方政府からも認められていることが確認された。
また、飲食メニューや酒類にはすべて価格が表示されており、顧客は事前に選択可能な状態で提供されていた。
しかしながら、調査の結果、「サーモック」は商業目的での手作り酒の製造許可を取得していなかったことが判明。この点が行政処分の対象となり、ターバン村人民委員会は同店に対し200万ドンの罰金を科す決定を下した。
店主「価格は明示済み、誤解を招いた」
7月17日夜、「サーモック」の店主のグエン・マイン・トゥン氏は、当局との手続きはすでに完了したと表明した。あわせて「誤解を解くため、レストランの公式Fanpageで経緯を説明する」と述べている。
トゥン氏によると、14日に来店した客に対して、スタッフは事前に各種酒類とその価格を丁寧に説明した上で提供しており、食事中から会計に至るまで客からは何の不満も聞かれなかったという。にもかかわらず、その夜にSNS上で投稿されたことに「非常に驚いた」と話す。
また、店内で提供しているすべての手作り酒については明確な価格表示がなされており、「今回の件についても、価格の不明瞭さや不当な価格設定は一切ない」と強調した。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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