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【国際】ベトナム、APEC 2027開催国としての責任と決意を強調

会議に参加したファン・ミン・チン首相
(C)THANH NIEN

首相「APEC 2027年の開催は国際的責任であり信頼の証」

ファン・ミン・チン首相は、ベトナムが2027年のAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議開催国となることは、名誉であると同時に、国際社会に対する重要な責任であると強調した。またチン首相はこれは、APEC加盟国によるベトナムへの信頼と支持の表れであるとも述べた。

国家委員会を設立、19名で構成

7月28日夕方、チン首相は「APEC 2027国家委員会」の設立を正式に発表した。すでに首相は19名からなる委員会の設立を決定しており、組織体制の基盤を整えた。

APECとの協力が国家成長の鍵

首相は、1998年のAPEC加盟から約30年を迎える中、同フォーラムがベトナムの外交・経済政策・国防方針の最優先領域であったと述べた。APECとの協力は、ベトナムの市場開放、投資誘致、技術移転、経済競争力の強化に大きく寄与してきたとチン首相は評価した。

「困難を乗り越えてこそ、前進できる」

チン首相は現在の世界・地域情勢の複雑化に触れ、「現在の状況は、かつての民族独立戦争や経済封鎖、ドイモイ(刷新)開始時に比べればそれほど大きな困難ではない」と述べ、冷静さと団結の精神で挑戦を乗り越える必要性を訴えた。

過去2回を超える成功を目指す

ベトナムはこれまでに2006年と2017年の2度、APECを成功裏に開催しており、今回はさらに上回る成果を目指す。多国間・二国間の成功を両立させ、国際社会におけるベトナムの地位と影響力を高める狙いだ。

インフラ整備と地元発展を両立

現在、フーコック国際空港の拡張、新会議施設の建設、インフラ整備が進行中で、APEC首脳会議開催に備えると同時に、長期的な地域発展にもつなげる構えである。

首相が掲げた「5つの発揮」

チン首相は以下の5点を強調した:

  1. APEC加盟国間の協力精神の発揮
  2. 革新と創造の精神の発揮
  3. 各機関・地方自治体の結束と責任感の発揮
  4. 国民と企業の参加と支援の発揮
  5. APEC会議の成果を各国の経済発展に活かす力の発揮

150を超える会議を予定、2025年から準備本格化

ブイ・タン・ソン副首相(APEC 2027国家委員会委員長)は、2027年の開催に向けた準備のロードマップを発表した。それによれば、2025年が準備開始年、2026年が準備完了年、2027年が本番開催年と位置付けられている。

委員会は5つの専門小委員会と事務局を早急に設置し、各省庁・地方政府との調整を図る。外務省と商工省が中心となり、テーマや優先事項の設計に着手する。

また、150以上の会議・イベントが予定されており、フーコック(アンザン省)でのAPEC首脳会議を中心に、複数都市での閣僚級・実務者会合も調整される。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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