交通トラブルが激化、バスの運行を妨害
ハノイ市で発生した交通トラブルをめぐり、乗用車のドライバーが走行中の大型バスに駆け寄り、運転席に入り込んでエンジンキーを抜き取って立ち去る事件が発生した。
この一件により、バスは高架道路上で立ち往生し、数十人の乗客が猛暑の中で1時間近く待機を強いられた。
犯人の男を逮捕、容疑は「公共秩序の妨害」
ハノイ市警察の発表によると、事件は8月4日午前7時ごろ、環状道路3号線(高架部分)のマイジック‐ファップバン区間で発生した。
逮捕されたブイ・チューン・ソン容疑者は、車線変更をめぐるトラブルで激高し、並走していた大型バスに接近。乗客用ドアが開いた瞬間、運転席に入り込み、エンジンキーを引き抜いて立ち去った。現場ではバスの車掌が制止を試みたが間に合わなかった。
渋滞と炎天下に巻き込まれた乗客たち
これによりバスは道路上で停車を余儀なくされ、交通の妨げとなったほか、乗客数十人が外気温34〜35度の炎天下で車内待機を余儀なくされた。事業者はその後、予備のキーで運行を再開した。
背景には「自己中心的運転」と「公共意識の欠如」
警察はソン容疑者を「公共秩序の妨害」容疑で逮捕し、動機や背景を捜査している。
ベトナムでは近年、ドライバー間の小競り合いやトラブルによる道路妨害が社会問題化しており、今回の事件もその一例とされる。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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