「ホアングーソン山」で行方不明、8月4日から連絡取れず
カインホア省ナムニャチャン街区に位置するホアングーソン山(Hoàng Ngưu Sơn)で、登山中の23歳男性が行方不明となっている。
地元当局によると、行方不明になっているのはN.B.K.Cさん(23歳)で、8月4日早朝に一人で登山を開始したのを最後に連絡が取れなくなった。
地元住民にバイクを預け、単独で山に入る
Cさんは同日午前、ナムニャチャン街区ドースアンホップ通りの民家にバイクを預け、登山を始めたが、18時頃から連絡が完全に途絶えたという。
家族の証言によれば、Cさんは一人旅を好み、登山経験も豊富だったが、ホアングーソン山に登るのは今回が初めてだったという。
崖や密林が多い難所、捜索は困難極まる
ナムニャチャン街区人民委員会のグエン・ヴァン・ミン主席によると、8月5日から捜索が本格化しており、救助隊や地元警察、登山ガイド、家族も加わって捜索を行っている。
しかし、同山は標高972m、断崖絶壁や茂みが多く地形が複雑なうえ、雨季による不安定な天候もあり、作業は難航している。
カインホア省消防救助隊も、GPS機器や専門装備を用いて捜索活動に参加しているが、依然として手がかりは得られていない。
母親が現地に駆け付け、涙ながらに無事を祈る
Cさんの母、ファン・ティ・ロアンさんは、何百キロも離れた故郷から8月5日に現地入りし、涙ながらに「息子は自立心が強く、旅行が大好きな優しい子だった。出発前に『帰ってこなければ警察に知らせて』と下宿先の人に伝えていた」と語った。
地元コミュニティも情報拡散と現地支援
この捜索には地元登山愛好家やSNS利用者も多数協力しており、情報共有や現地での捜索に積極的に参加している。
8月7日時点でも捜索は続行中で、関係者は少しの可能性にも望みをかけて山中を捜索している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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