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【国際】ベトナム・韓国経済協力:質量ともに拡大へ

ハノイにあるサムスンのR&Dセンター
(C)THANH NIEN

初の韓国訪問で新たな協力段階へ

ベトナムのトー・ラム書記長は、書記長となってからは初めて韓国を公式訪問する。これにより、ベトナムと韓国の包括的な戦略的パートナーシップは新たな段階に入る見通しだ。

投資拠点としての戦略的価値

韓国は現在、ベトナムにとって最大の投資国であり、登録投資額は940億USD、投資プロジェクト数は1万203件に達している。これは全FDIプロジェクト件数の23.5%、総投資額の18.1%を占めている。2024年のベトナムと韓国の貿易額は815億USDで、前年比7.3%増加した。

7月31日には、HD Hyundai Vietnamのカインホア省での投資プロジェクトで総投資額3億5180万USDへの増資が認可された。サムスンはベトナム最大の外資企業であり、総投資額は232億USD、2024年の輸出額は544億USDに達した。LGもハイフォン市を拠点に82.4億USDを投資し、高性能OLEDパネルの一大生産拠点となっている。

ヒョースンは2007年以来40億USD超を投資し、生産拠点をほぼ全面的にベトナムへ移管した。今後さらに40億USDを追加投資し、1万人の雇用創出を計画している。

ベトナム戦略に沿った資金流入

ベトナムは韓国企業に対し、エネルギー(LNG発電、原子力小型炉)、自動車組立、EV・電動二輪用バッテリー製造など戦略分野への投資を呼びかけている。ポスコインターナショナルやSKグループは既にLNG発電や産業複合拠点構想を提案している。

経済専門家ボー・チー・タイン氏は、韓国はベトナムにとってシンガポール、日本と並ぶ最重要投資国の一つであり、規模だけでなく技術移転や研究開発拠点設置など質的貢献も大きいと評価した。

輸出入1500億米ドルを目指す

韓国は1992年の国交樹立以来、ベトナムの主要貿易相手国であり、2015年の自由貿易協定(VKFTA)、2022年の包括的な戦略的パートナーシップ締結を経て、貿易額は150倍以上に拡大した。現在、韓国はベトナムの第2位の輸入相手国であり、第3位の輸出先である。

両国は2024年に貿易額1000億USD、2030年には1500億USDの達成を目標としている。自由貿易協定やRCEP、AKFTAの活用により、繊維、自動車部品、機械など相互補完性の高い分野で成長が続く見込みである。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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