クアンチ省の主要卸売市場であるドンホイ市場において、一部の商人による「不正計量」が疑われた問題で、同省科学技術局が主導する調査チームは8月18日、初期調査の結果を公表した。
105台の秤を検査
調査は2日間にわたり実施され、主に海産物売り場で使用されている105台の秤(多くはアナログ式のバネ秤)が検査対象となった。
専用の計測機器を用い、規格に基づいた対照測定を行ったところ、6台において最大荷重時に約±10%の誤差が確認された。
違反には行政処分を適用
調査チームは、誤差が基準を超えた秤を使用していた商人に対し、法令に基づいた行政処分を行う方針を示した。
背景にSNSでの告発動画
今回の調査は、SNS上で「ドンホイ市場で海産物を買った際に不正に軽く計量された」との動画が拡散し、大きな議論を呼んだことを受けて実施されたものである。
これを受け、科学技術局は市場管理部門や地方当局と連携し、緊急に調査チームを編成した。
市民と商人の声
多くの市民は「自分も度々、不正計量の被害に遭っている」と証言している一方、商人側は「不正をするのはごく一部であり、すべての商人が疑われるのは不公平だ」と主張する。正直に営業する商人が風評被害を受けることを懸念している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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