ベトジェットが整備拠点着工
8月19日、ローコストキャリア(LCC)のベトジェットがドンナイ省のロンタイン国際空港において、航空機整備センターの建設を開始した。これは同空港建設全体の進捗を示す重要な節目である。
現在、ロンタイン国際空港の建設現場には数千人規模の作業員と技術者が働いており、一部の工事では当初計画から3〜6か月の前倒しが実現しており、2026年中の商業運用開始に向けて順調に工事が進んでいる。
航空機整備センターに総額1兆7000億ドン投資
今回着工した航空機整備センターは、ロンタイン空港建設工事第1フェーズの一部として8.4ヘクタールを超える敷地に第3航空機整備センターと第4航空機整備センターを建設するというものだ。総投資額は約1兆7000億VNDに上る。完成後は同時に最大でコードE機(ボーイング777やエアバスA350などの大型機)2機、コードC機(エアバスA320やボーイング737などの中型機)4機の整備に対応可能となる。。
このプロジェクトは国際基準に適合した先進的な航空機整備拠点となり、地元ドンナイ省に500〜600件の雇用を生み出すと見込まれている。
ドンナイ省幹部「地域の持続的成長を牽引」
ドンナイ省党委員会のグエン・ミン・ホイ内部局長は、今回の整備施設について「ドンナイ省の経済・社会発展にとって極めて重要な事業であり、国際水準の航空機整備拠点を形成するものだ」と評価した。
さらに「本プロジェクトはロンタイン空港における航空サービスのエコシステムを補完し、将来的には国際的な競争力を持つハブ空港づくりを後押しする」と述べた。
また、航空局のドー・ホン・カム副局長は「国際基準の整備能力向上に寄与する重要な施設」と評価し、施工業者に対し品質・安全・進捗の厳守を求めた。
大規模工事、昼夜問わず進行
ベトナム空港総公社(ACV)によると、旅客ターミナルや電力・上下水道などのインフラ工事が昼夜3交代制で進められている。工事には約1万4,000人の専門家や作業員、3,000台の建設機械が投入されている。
特に旅客ターミナルはすでに躯体工事が完了し、屋根や外装ガラス、設備機器の設置作業が本格化している。各施工業者は契約時点より3〜6か月の工程短縮を約束しており、2025年12月19日までに第1期工事を基本的に完成させ、2026年半ばに商業運用を開始する計画である。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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