ホーチミン市郊外(旧バリア・ブンタウ省)に位置するチャウドゥック都市・工業・ゴルフ場複合地区(総面積2,287ヘクタール)が、広大な土地を背景に、外国直接投資(FDI)の誘致で注目を集めている。
7か月間で4件の新規プロジェクトを誘致
2025年初頭から7月末までに、チャウドゥック工業団地はFDIおよび国内直接投資(DDI)を合わせて4件の新規プロジェクトに対し約15.62ヘクタールの土地を提供した。これまでの累計では、114の投資家が進出し、賃貸面積は約576ヘクタールに達している。そのうち111件は投資登録証明書を取得済みである。
ソナデジ・チャウドゥックの業績も好調
開発主体であるソナデジ・チャウドゥック(SZC)は、2025年上半期において純売上高6320億VND(約36億円)を計上し、前年同期比33%増を記録した。税引後利益は2210億VND(約12億円)で、同32%の増加となった。特に工業団地事業は売上高5200億VNDに達し、年間計画の70%に到達している。
ホーチミン市、地域統合でFDI誘致を加速
財務省の統計によると、旧バリア・ブンタウ省および旧ビンズン省がホーチミン市に編入された後、ホーチミン市は2025年1〜7月期に40億USD超のFDIを誘致し、全国上位に浮上した。今後も、交通・物流・産業の広域インフラ整備が進むことで、FDIの流入拡大が見込まれている。
投資家需要に応える新世代工業団地
ホーチミン市の強みの一つは、チャウドゥックをはじめとする大規模で戦略的立地を持つ次世代型工業団地が整備されている点である。SZCの経営陣は、「周辺省の統合や経済成長プログラムの加速により、工業団地の資産価値と投資家への吸引力が一段と高まっている」と述べている。
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