ホーチミン市サイゴン街区で、高齢男性が車の運転手に暴行される様子を撮影した動画がSNS上で拡散し、世論の関心を集めている。ホーチミン市交通警察(CSGT)が15日、事件の経緯について説明した。
動画がSNSで拡散、世論の怒りを呼ぶ
9月12日午後4時30分ごろ、ホーチミン市サイゴン街区(旧1区)グエンティミンカイ通りとグエンビンキエム通りの交差点で事件は発生した。
オートバイを運転していた白髪の高齢男性(72歳)が、39歳の男性運転手と進路を譲らなかったことから口論となり、殴打される事態に発展した。現場に居合わせた人々がこの様子を携帯電話で撮影し、SNSに投稿したことで急速に拡散した。
警察が両者を特定し事情聴取
動画を受け、ベンタイン街区交通警察隊とサイゴン街区警察は当事者2人を特定し、警察署に呼び出して事情聴取を行った。両者の車両は押収され、捜査が進められている。
交通警察「冷静な対応を」
ホーチミン市交通警察は声明で、交通参加者の文化は法令遵守だけでなく、互いを思いやる行動に表れると強調した。特に高齢者や子ども、障害者に対しては配慮が必要だとした。
また、衝突やトラブルが発生した場合、冷静かつ礼儀正しく交渉するべきであり、暴力行為は生命や財産に重大な被害をもたらすと警告した。
ホーチミン市警トップも注意喚起
9月15日に開かれたホーチミン市党委員会の会議で、マイ・ホアン公安局長も「小さな交通トラブルであっても、SNSに拡散され社会的影響を及ぼす。公共秩序を乱す行為は、すべて厳正に処理する」と述べた。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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