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【社会】ホーチミン市の飲食店、行商人の入店拒否で賛否

宝くじ販売拒否の張り紙
(C)THANH NIEN

宝くじ販売員や行商人を拒否する店主たち

ホーチミン市内の一部の飲食店では、宝くじ販売員や行商人の入店を禁じるケースが増えている。店主らは「客を守るため」と説明するが、SNS上では「冷淡すぎるのではないか」との議論が巻き起こっている。

「飲食店は宝くじ販売員や行商人を入れるべきか否か」という問いは、ネット上で大きな論争となっており、明確な結論は出ていない。

「客が快適に過ごせるように」

ある店主はSNS上で率直にこう語った。
「店を開いてから今まで、私は宝くじ販売員や行商人を一切店に入れていない。お客さんが落ち着いて食事できるようにするためだ」

かつて路上でレモンティーやブンドウフを売っていた時、度々販売員が来て客に購入を迫ることがあり「とても嫌だった」と明かす。この考えに共感する声がある一方、「生活のために働く人を拒むのは冷たい」との反発も出ている。

SNSで割れる意見

SNS上では様々な声が寄せられた。

  • 「貧しい人が宝くじを売って生計を立てているのに、それを拒むのはひどい」(N.T.N.T)
  • 「自分もかつて宝くじを売っていた。気持ちは分かるが、それも一つの職業だ」(T.N)
  • 「食事中に何度も宝くじを売り込まれると本当に迷惑」(Q.T)
  • 「5〜7人から立て続けに声をかけられた経験がある。うんざりする」(T.X)

意見は「弱者の生計を理解すべき」と「客の体験を優先すべき」とで二分している。

店主と客、それぞれの視点

市内の多くの飲食店は一定の理解を示している。あるブンボー店の女性店主は、自身もかつて宝くじを売っていた経験から販売員の苦労に共感しているという。ただし「客に不快感を与えないことが最優先」とし、強引な勧誘は断っている。

一方、別の飲食店店主は「生活のために働く人を理解したいが、もし客から苦情が出るようなら考え直す」と述べる。

実際に客側からも不満の声は少なくない。8区在住のディエウ・フエンさん(24歳)は「自分は宝くじを買わないので、食事の度に勧められるのは不快」と話す。「誰でも生活のために働くのは分かるが、疲れている時に何度も勧誘されると嫌な気持ちになる」と付け加えた。

結論の出ない議論

飲食店は販売員を拒むべきなのか、それとも受け入れるべきなのか。SNSでの議論は続いており、明確な答えはまだ出ていない。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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