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【経済】カマウ省の「カマウ蟹」を世界市場へ

カマウ省の蟹
(C)TUOI TRE

中国・台湾・シンガポール向け輸出を本格化

カマウ省の20の協同組合が、海産物輸出企業「タンニエン・グローバル」と協力契約を締結し、中国、台湾、シンガポールなどへのカニ供給を開始することとなった。これにより、特産ブランド「カマウ蟹」が国際市場へ進出する新たな節目を迎えた。

輸出拡大へ企業と協同組合が連携

10月11日、カマウ省で行われた調印式には、同社と省内20の協同組合が参加した。これは、同省のカニ養殖協同組合が一斉に企業と連携して輸出を目指す初の試みである。タンニエン・グローバル社のグエン・バン・フー副会長は「今回の提携は、カニの生産量と品質に対する国際市場の高まる要求に応える戦略的な一歩である」と述べた。

「カマウ蟹」の輸出シェア50%を目指す

同氏によると、現在同社はベトナム全体のカニ輸出市場の約30%を占めており、2026年までに50%に引き上げることを目標としている。協同組合との提携がその実現を後押しする見通しだという。

養殖業者に安定した販路と収益を

契約を締結した協同組合の代表らは、この提携が単なる商取引にとどまらず、養殖業者にとって安定的な販路を確保し、製品価値を高める重要な機会になると強調した。
カイバット協同組合(フンミー村)のグエン・ホアン・アン理事長は「毎年約90トンの食用カニを出荷しているが、安定した販路ができれば、カマウ蟹が本来の高級特産品としての地位を取り戻せる」と話した。

品質管理の徹底と技術支援も実施

企業側は、協同組合で養殖された基準適合のカニをすべて買い取る方針を示し、現地にスタッフを派遣して養殖プロセスの確認や技術支援を行う。輸出に向けた品質の標準化も進めるという。

40万ヘクタールで年間4.1万トンを生産へ

カマウ省のカニ養殖面積は2025年までに約40万ヘクタールに拡大し、年間生産量は4万1,000トンを超える見通しである。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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