ファン・ミン・チン首相、トーンルン・シースリット国家主席と会談
10月24日午後、ファン・ミン・チン首相は政府本部で、ハノイにて開催された「国連サイバー犯罪防止条約(ハノイ条約)」開署式に出席するため訪越中のラオスのトーンルン・シースリット国家主席を迎えた。
「ハノイ条約」署名式は国際社会に貢献する重要な出来事
ファン・ミン・チン首相は、今回の条約署名式について「国際社会全体にとって重要な出来事であり、ベトナムが開催国を務めることは大きな名誉である」と述べた。
同首相によると、この条約はサイバー犯罪に対抗するための新たな法的枠組みを提供し、加盟国が協力してサイバー空間の安全を確保するための国際的基盤を築くものであるという。
また、ラオスの書記長・国家主席と高官代表団が式典に参加したことは、同会議の成功に大きく貢献したと評価した。
災害被害へのお見舞いとラオスの対応を評価
首相は、ラオスで発生した洪水や自然災害による被害に深い同情を示し、「ラオス人民革命党の的確な指導と政府の迅速な対策により、被災地は早期に復旧するだろう」と述べた。
両国関係は引き続き良好に発展
両国の首脳は、これまでの友好・団結・包括的協力関係が良好に発展していることを確認した。ファン・ミン・チン首相は「ベトナムとラオスは頻繁に首脳会談や地域・国際フォーラムで意見交換を重ねている」と述べた。
2025年には複数の重点プロジェクトが計画どおり進行中であり、両国関係は引き続き堅実に発展している。
貿易額は24億USD、前年同期比57.1%増
経済・貿易分野では、2025年1~9月期のベトナムとラオスの貿易額が 24億USD(約3600億円) に達し、前年同期比で 57.1%増 を記録した。
内訳は、ベトナムからの輸出が8億8450万USD(79.9%増)、輸入が15億USD(46%増) となっている。
チン首相は「ベトナムは常にラオスとの“唯一無二の特別な関係”を最優先としており、ラオスの国家建設・発展を強く支持する」と強調した。
ラオス側「ハノイ条約は歴史的な国際的枠組み」
トーンルン・シースリット国家主席は、「ハノイ条約」はITとサイバー空間に関する犯罪に対抗するための初の国際的な法的枠組みとして歴史的意義を持つと述べた。
さらに、「この条約が“ハノイ”の名を冠したことは、ベトナムの国際的地位の向上と国家イメージの発信に大きく貢献する」と強調した。
被災地へのお見舞いと協力強化の確認
ラオスのトーンルン・シースリット国家主席は、北部ベトナムでの台風被害に対し深い哀悼の意を表した。
両首脳は、重点プロジェクトの着実な実施と、両国の記念行事を通じた実質的な外交活動の推進で一致した。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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