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【経済】縫製業界に明るい兆し

(C)SAI GON GIAI PHONG

世界およびベトナム国内でのCOVID-19 の予測不能な感染拡大状況にもかかわらず、ベトナムの縫製業界では、受注が以前の状態に戻りつつあり、国内の縫製関連企業は少なくとも今年一杯までの充分な仕事が確保できそうだ。


ホーチミン市ゴーバップ区に所在するFly High Garment社は、現在抱えている10の生産ラインで300人以上の労働者が、アメリカ向けのズボンやTシャツの緊急生産に取り掛かっている。同社のリー・ユン・チン社長によると、同社は現時点で年末までに200万着の製造注文がきている。しかし、現在縫製業界では原材料不足の問題に直面しており、正式に契約を締結した受注量は50万着にとどまっている。リー・ユン・チン社長は「契約した納期を守れなかった場合の損害賠償問題を回避するため、当社では、COVID-19 の感染状況と原材料の調達状況に応じて、段階的に顧客からの注文に対して、契約を締結しています」と説明してくれた。同様に縫製業を営むThanh Cong社も2021年第2四半期までの注文が来ており、当面の仕事量は確保できていると話す。

2019年の縫製関連の総輸出額390億USDのうち100億USD近くに貢献したベトナム最大手縫製企業Vinatexグループでは、2021年に消費量が特に多い一般衣料品の注文が回復しつつあり、年間で数億USD規模の注文を受注している。

ベトナム縫製協会(Vitas)のチャン・バン・カム副会長よると、ベトナム国内の縫製関連企業の多くが今年6月一杯までの発注を既に受けており、Sai Gon3、Saigon Garmex、Viet Tienなどの企業では、今年の7月から8月一杯までの発注を受けている。これらの製品の主なマーケットは従来と変わらずアメリカ、ヨーロッパ、日本となっている。

「縫製業の受注状況は、COVID-19 の発生前ほどではありませんが、生産ラインを維持して労働者に十分な仕事量を確保できる程には回復してきています。これはベトナムの縫製業界復活プロセスにとっては明るい兆しです」とカム副会長は話す。

Vitasでは、COVID-19 のワクチン接種状況により、今年の後半には、集団免疫の獲得が進み、縫製業界にとってより楽観的な情報がもたらされることを期待している。1年の後半に出る衣料品は通常の衣料品よりも高額な秋冬物であり、2021年全体でのベトナムの縫製業界の成長率は10%に達する可能性がある。これによって、ベトナムの縫製業界は世界に比べて少なくとも1年は早く、COVID-19 の発生前の状況に戻れる可能性がある。


今後の受注見通しについては比較的楽観視できるものの、Vitasは、ベトナム国内の縫製企業が未だに多くの困難に直面していると警告している。例えば2020年12月から糸の価格が25%も上昇したが、布地の販売価格はそれに応じた値上げがされていない。糸の値上げの原因は、昨年の綿花の収穫量が世界的に減少し、在庫量も減少したためだ。Vinatexグループのレ・ティエン・チューン会長は「今年の綿花の消費量は、今回収穫された綿花の量を100万トン以上上回ると予測されています」と話す。さらに、国内縫製企業は、COVID-19 の感染リスク管理の問題にも直面している。もし感染リスク管理をうまく行えず、工場内で感染が発生してしまったり、不運にも所在している地域で市中感染が拡大した場合、工場は製造活動をおこなう事が出来ず非常に大きな損害を被ることになる。


この様な状況下で企業の製造活動を安定させるために、Vitasは、政府機関に対して、これまでに20%しか使用されていない政府の企業補助金予算の残額をよりアクセスしやすい条件にし、少なくとも2021年末まで期限を延長するなどして企業に提供するよう提案している。

具体的には、困難な状況にある企業に対して2021年末までの土地賃料の減免、電気料金・水道料金の引き下げ、VAT・法人税の納付期限延期、債務凍結、社会保険の納付期限延長などを求めている。

Vitasはまた、政府および関連機関に対して、道路通行料金、港湾使用料金などの減額を提案している。

「政府と関係省庁がコンテナ不足による海上輸送運賃の異常な上昇に介入し、各地方で地方間の物流に関する政策を統一して企業に負担を与えない政策を実施することを望みます」とカム副会長は意見を述べた。

出典:14/04/2021 SAI GON GIAI PHONG
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作