ベトナム政府は、COVID-19ワクチンの4回目の接種に関して、世界各国の経験とWHOの提言について研究している。
3月16日に政府機関は上記の調査結果をファン・ミン・チン首相に報告し、同時に各研究機関に対して5回目のワクチン接種の必要性に関する研究を進めるように求めた。
チン首相は、ワクチン接種を促進するために”各路地、各世帯、各人を訪問する”という姿勢を自治体に要求し、ワクチンを接種していない人を取り残さないように指示した。ベトナムは12歳から18歳までの2回目のワクチン接種を3月中に完了し、ワクチンが届き次第、5歳以上へのワクチン接種を開始する準備を進めている。
ベトナムは、これまでに2億回以上のワクチン接種を実施し、12歳以上の人口への基本的なワクチン接種率は、他国に比べても非常に高くなっている。また5歳から11歳までのワクチン購入手続きもすでに完了している。
国内の感染者は大幅に増加しているが、国の感染管理目標は保たれている。新規感染者数自体は増加しているが、死者と重症者は減少している。
昨年末、イギリスはワクチンの追加接種(3回目の接種)によるnCoV感染予防効果が10週間後に低下するとの研究成果を発表した。最初の2回アストラゼネカ製ワクチンを接種し3回目にモデルナ製または、ファイザー製のワクチンを接種した場合、接種後2週間から4週間の発症予防効果は60%あった。しかし、10週間後のファイザー製ワクチンの発症予防効果は35%となり、モデルナ製ワクチンの場合は、9週間以内に45%まで低下する。
イスラエル、チリおよび、一部のヨーロッパの国々では、国民に4回目のワクチン接種を実施しているが、アメリカやアジアの多くの国では、4回目のワクチン接種の必要性と有効性に関するデータが公表されるのを待っている状態だ。
出典:16/03/2022 VNEXPRESS
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