ホーチミン市内のバス路線は、現在1日当たり1万2250本が運行されており、市民の移動需要の増加によって2022年1月より4600本近くも運行が増えている。
3月1日の午後、ホーチミン市交通運輸局傘下の公共交通機関管理センターのレ・ホアン副局長は、最近になって多くの学校で授業が再開されたために、ホーチミン市内のバス移動需要は、COVID-19感染拡大以前に戻りつつあると述べた。2月末には、1日の平均バス利用客数が16万3000人を超えた。これは、1月に比べて125%もの増加で、前年同期と比べても8%増えている。
同センターによると、市民の移動需要に対応するため、運行本数の増加に加え、バスの運行時間も延長された。殆どの路線が、以前の午後7時までではなく、毎日午前5時から午後9時まで運行するようになっている。
ホアン副局長によると、現在ホーチミン市内の90のバス路線のうち88路線が稼働している。残りの2つは50番(工科大学-国家大学)と16番(チョロンバスターミナル-タンフーバスターミナル)で、路線内の大学再開に合わせて、3月7日から運航を開始する予定だ。
ホーチミン市交通運輸局によると、昨年10月に市バスの運行を再開したときには、ほとんどの路線がガラガラの状態だった。COVID-19によって多くの市民が公共交通機関の利用を避けたことに加え、学校の対面授業が再開されていなかったこともその原因だったと考えられている。バスの利用客は昨年12月から徐々に増加しはじめ、現在では、1台当たり平均17人弱が乗車している。
ホーチミン市では、昨年の感染拡大時に3ヶ月以上バスの運行が停止され、10月から運航が再開されていた。2021年のホーチミン市のバス利用者数は、延べ5300万人で2020年の43%にとどまっている。
出典:01/03/2022 VNEXPRESS
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