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【新型コロナ】パルスオキシメーターの使い方

(C) VNEXPRESS

爪が伸びすぎていたり、低品質のパルスオキシメーターを購入したり、測定中に指を何度も動かすと、血中酸素飽和度(SpO2)の測定結果が正しく出ない可能性がある。

パルスオキシメーターは、血液中の酸素飽和度を測定する装置で、COVID-19感染患者が、体に異変が無くても血液中の酸素飽和度が低下している状態を素早く検知できる。

中央熱帯病院のホアン・トゥアン・タイン医師は、F0患者がしばしば遭遇する問題点の一つとして、偽ブランドや低品質のパルスオキシメーターを購入してしまうことを挙げた。例えば以前に、自宅でパルスオキシメーターを使用して98%の結果が出た患者が、息切れの症状に見舞われた。病院に運ばれた患者の酸素飽和度を医師が測定したところ、90%しかなかった。このように、低品質の測定器では、測定結果に重大な誤りが出る可能性がある。

タイン医師は、市民に対してパルスオキシメーターを購入する際は良く調べて品質証明書のあるものを購入するように勧める。メーカーが不明な製品の購入は避けた方が良い。また、数万ドンで売られているような安すぎるものは、品質が保証されていないことに注意が必要だ。

また、F0患者に発熱や低体温、低血圧、血液疾患などの症状がある場合、パルスオキシメーターの測定値は不正確なものになりやすい。

子供のF0の場合、測定中に腕や足を頻繁に動かすと測定精度が下がる。タイン医師によると、これまでにも実際には呼吸器不全は起きていないものの、子供が測定時に動き回ったために測定値が85~86%となり、家族が慌てて病院へやってくるというケースが何度もあったそうだ。そのため、正確な数値を測定するためには子供が寝ているときなど安定しているときに測定する方が良い。

指先が装置の端子に触れたり、マニュキュアをつけている場合も測定結果に影響を与える可能性がある。出来るだけ測定前に爪を切っておき、マニュキュアをとっておいた方が良い。手の指にうまく固定できない場合は、足の指で測定してもよい。

タイン医師によると、軽症のF0なら1日に2~3回測定すれば十分だという。ただし、症状が悪化し、呼吸が苦しくなったり荒くなって肺炎の疑いがある場合は、測定回数を増やす必要がある。また、異常な兆候が見られた場合は、重症化を早期に発見し病院へ行けるようにすぐ測定した方が良い。

パルスオキシメーターを使用する場合、酸素飽和度以外に表示される脈拍数も注意を払う必要がある。通常であれば脈拍数は60~90の間になる。一部のF0患者では、酸素飽和度が99%であっても脈拍数が120以上か50以下の場合、症状が悪化している可能性がある。しかし、脈拍数は、発熱、激しい運動、コーヒー、ビール、お酒を飲んだ後など様々な要因で変化する数値でもある。そのため、安静にした状態で測定し、異常な数値が出た場合は、医師に相談する必要がある。

保健省によるとF0で酸素飽和度が96%以上あれば軽症に分類される。94%以上96%未満であれば中等症、94%未満であれば重症に分類される。

自宅療養中のF0に対して、保健省では酸素飽和度が96%以下になれば、治療のためにすぐに最寄りの医療機関へ報告することを推奨している。酸素飽和度が異常な数値になった場合は、30秒から1分後に安定した場所で再測定することが推奨される。

出典:03/03/2022 VNEXPRESS
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