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【新型コロナ】ホーチミン市とハノイ市で子供へのワクチン接種が開始

(C) VNEXPRESS

5歳から11歳の子供へのワクチン接種プログラムの初日に、ホーチミン市は100ヶ所以上のワクチン接種会場を準備し、3万人近くの6年生にワクチン接種を実施した。一方、ハノイでも33か所のワクチン接種会場で2000人近くの子供がワクチンを接種した。

4月16日午前7時に、ホーチミン市1区のグエンビンキエム通りにある小学校に6年生の生徒約70人と保護者がワクチン接種のために集合した。

2人の医師が、全生徒に対してワクチン接種前の診察をおこなった。子供たちは、体温と心拍数を測定し、アレルギーや基礎疾患について親と共に問診を受けた。ワクチン接種後、子供たちには30分の経過観察が行われ、帰宅前に再度診察が行われた。

ワクチン接種後の待機室に座っていたホン・タン・チューンさんは自分のクラスでは30人のうち8人がワクチン接種に登録したと教えてくれた。ワクチン接種の前の食事や運動について先生や母親から教えてもらったそうで、「最初は怖かったけど、打った後は安心しました。」とチューンさんは話してくれた。

接種会場の外で待っていた保護者のバー・カインさんは、心配そうな様子だったが、子供がワクチンを接種してCOVID-19の影響を受けなくなるのは嬉しいと話す。カインさんによると、息子の同級生はCOVID-19に感染し、すぐに回復はしたものの疲労感、咳、味覚障害などの後遺症が長く続いている。

ホーチミン市1区医療センターのティー・ホン・トゥーイ医師によると、今回子供へのワクチン接種を担当している医師と看護師は、これまでに何度もワクチン接種を担当してきたベテランだ。今朝、この会場では、43人の6年生のワクチン接種を実施し、9人は病気の治療中であることを理由に接種を延期した。

ホーチミン市保健局のグエン・フー・フン副局長は、初日に市内各区とトゥードゥック市の109の接種会場で6年生へのワクチン接種を実施し、今後は徐々に対象年齢を下げていく予定だと説明した。

ワクチン接種キャンペーンの準備のため、保健省は7500人以上の医療スタッフを対象に講習を実施した。フン副局長によると今後子供へのワクチン接種の有効性が実証されていけば、まだ子供へのワクチン接種に同意していない保護者に対する最も説得力のある証明になると期待を寄せる。

最初の接種段階では、ホーチミン市内の5歳から11歳までの89万8500人以上の子供がワクチン接種をおこなう予定で、このうち88万5700人以上が学校に通う子供で、約1万2800人が、児童保護施設などにいる子供達だ。子供へのワクチン接種は9月末までの完了が予定されている。

4月16日の午後、ハノイ市では、ハドン、フースエン、ソックソン、ドンアンの4つの区と県で12歳未満を対象にワクチン接種が開始された。最初の段階では、この4つの地域で33か所の接種会場が設置され、約1830人の子供がワクチン接種を受けた。

14時になると、ハドン区のズーンノイ中学校の校庭にワクチン接種を受ける子供たちが集まり始めた。学校は、校門に体温測定用のテーブルを2台設置した。また、接種会場の混雑を避けるため、保護者は学校の外での待機を要請された。

6年生の娘を持つホアン・ティ・トムさんは、今朝になってワクチン接種の通知を受けたと話す。「子供へのワクチン接種についてよく調べたのですが、不安は残りました。家では、子供が熱を出した場合に備えて薬を用意しています。」とトムさんは話す。

子供へのワクチン接種手順は、基本的に大人と同様だ。事前診察で医師がアレルギー、呼吸、心拍数をチェックし、条件を満たした子供だけがワクチン接種を受ける。基礎疾患、アレルギー、肥満などの症状がある子供は、より注意深く診察されてから接種の可否が判断される。子供には0.25mlのモデルナ製ワクチンが接種され、接種後30分の経過観察が実施される。

ハドン区保健局のレー・ティ・タイン・ビン局長によると、ハドン区には5歳から12歳未満の子供が5万4000人以上いる。区の調査では、これまでに約54%の子供が既にCOVID-19に感染しており、感染した子供は回復から3か月後にワクチン接種を受けることになる。ハドン区では5600人の6年生のうち2800人がCOVID-19に感染している。「今日は約1200人の子供にワクチン接種をおこないました。残りの子供達は、保護者の同意が得られ次第接種を実施します。」とビン局長は話す。

ハノイでは、まずは6年生のワクチン接種を実施し、その後5年生から5歳まで徐々に対象年齢を下げていく予定だ。ハノイ市では、今回のワクチン接種を10日間で完了するように努力している。

保健省のガイドラインによると、COVID-19に感染した子供は3か月以上期間をあけてから通常通りワクチン接種をおこなう。保健局は、これらの子供へのワクチン接種会場の手配をおこなう。

4月14日に全国で初めてクアンニン省が5歳から11歳までの子供を対象にワクチン接種を実施し、170人近くの子供がワクチンを接種した。

中央衛生疫学研究所は、全国の63の省と市に92万1600回分のワクチンを配布し、このうちハノイ市とホーチミン市が8万7500回分を受け取っている。今回のワクチンは、オーストラリアの支援によって4月9日に届けられたもので、11歳から12歳未満の子供に優先的に接種される。

出典:16/04/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作