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【社会】ドンナイ省、9月20日以降のウイズコロナ戦略を検討

(C)VNEXPRESS

ドンナイ省のグエン・ホン・リン党書記は、人々の生活や経済を立て直すためには、いつまでもウイルスを恐れて封鎖を続けることはできないとして、ドンナイ省はウイズコロナ戦略を検討すべきだと指摘した。

これは、9月17日に開催されたCOVID-19感染防止委員会において、ドンナイ省共産党委員会のリン書記から提案された内容だ。この会議は、9月20日以降の規制緩和を見据え、ドンナイ省幹部が各地方自治体と専門部署からの状況分析と評価をヒアリングするために開催された。

リン書記によるとデルタ株は感染力が強く、感染状況は複雑であるがドンナイ省は、COVID-19と共に生きる道を模索する必要があると述べた。しかしCOVID-19と共に生きるとは言え、感染が社会の許容範囲を超えて医療をひっ迫させる状況に陥らないようにするために、ドンナイ省は、適切な計画を立案する必要がある。

市民は、コミュニティの中には常にCOVID-19が潜んでいるという考えを持つ必要があり、ドンナイ省政府は、感染状況を積極的に管理する必要がある。各自治体は、市民と企業がウイルスに適応し共存できるようにするために、準備を進める必要がある。

「いつまでもウイルスを恐れて扉を閉ざし続ければ市民は呼吸ができなくなり、生活の糧を失い、経済は停滞し、生活はますます苦しくなる一方です。我々は、感染リスクを受けいれてCOVID-19を上手く制御する方向にシフトする必要があります。」リン書記は述べた。

COVID-19と共に生きるためにリン書記は、感染爆発を引き起こさないような適切な感染制御、治療能力の向上による死亡率の低減と適切な治療対応、市民の”鎧”となるワクチン接種の増加、市民が困難を乗り越えるための社会保障制度の確立、地域と民間と国の医療を統合したシステムの確立という5つの問題を解決する必要があると指摘した。

ドンナイ省保健局のファン・フイ・アイン・ブー局長によると9月20日以降ニューノーマル状態に復帰する準備としてドンナイ省は、ビエンホア市を非常に感染リスクの高いレッドゾーンに、ビンク―、ニョンチャック、ロンタイン、チャンボムの4県を感染リスクの高いオレンジゾーンに、トンニャットを感染リスクがあるイエローゾーンに、スアンロック、タンフー、ディンクアン、カムミーの4県とロンカン市をニューノーマル状態のグリーンゾーンに分類した。これまでにドンナイ省では170万人が1回目のワクチン接種を完了し、9万人以上が2回目の接種を完了している。

9月20日の0時からドンナイ省は、ワクチン接種率とドンナイ省CDCの査定による地域ごとの感染リスクレベルの2つの指標に基づき、社会経済を回復させるためにグリーンゾーンの社会隔離措置を緩和させる。

各地域レベルの人民委員会の決定に基づきニューノーマルへの復帰ロードマップが示される。”解放”は絶対的な安全性を保障しながら段階を踏んで実施され、毎週、感染状況の確認とリスク評価をおこない情報を更新する。

グリーンゾーンの住民は、ワクチン接種率に応じて首相指示15号の強化措置、首相指示19号の強化措置、またはニューノーマルのいずれかの措置が適用される。グリーンゾーンの住民は別のグリーンゾーンへの移動が許可される。

レッド、オレンジ、イエローの3つゾーンの住民は、引き続き首相指示16号の強化措置を継続し、不要不急のサービス活動、宗教行事、旅行、屋外イベントなどの活動を停止する。

9月17日にドンナイ省では309人の新規感染者が確認された。これで感染第4波によるドンナイ省の累計感染者数は3万8100人となり、そのうち1万8000人近くが退院し、341人が死亡した。また1万9800人以上の患者が経過観察または、入院治療の対象となっている。

出典:17/09/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作