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【事件】冤罪被害者が公式謝罪と36億VNDの損害賠償を要求

(C)ZING NEWS

2014年にひったくりの罪で一度は有罪となった男性がその後、証拠不十分となっていた事件で、男性が公式謝罪と損害賠償を請求した。

2014年1月19日の夕方、ホーチミン市ビンタイン区25街区の路地でTさん夫妻が忘年会をしていた。夫人が食事を運んでいたところ一人の男がいきなり近づいてきて、夫人のネックレスを引きちぎってバイクで逃走した。

被害者の叫びを聞いた夫とその友人がすぐにバイクで犯人を追跡した。その後、二人は、偶々付近の通りをバイクで走っていたブイ・ミン・リーさんを見つけると、犯人だと思い込んでバイクを停車させて殴打してから、そのまま警察に突き出した。

2015年7月、ビンタイン区人民裁判所は公判を開き、リーさんに対して、強盗の罪で懲役3年の刑を言い渡した。 その後リーさんは無罪を主張して控訴した。 2015年9月、ホーチミン市人民裁判所は、控訴審で証拠が不十分として一審の判決を取り消し、再調査を要求した。

2018年7月31日、警察は、捜査期限内にリーさんの有罪を裏付ける充分な証拠が得られなかったとして捜査を打ち切った。

2021年3月11日、ロンアン省在住のブイ・ミン・リーさん(32歳)は、ホーチミン市ビンタイン区の人民裁判所を訪れ、無実の罪で2015年7月から28か月と10日間拘留されたことについて、裁判所からの謝罪と損害賠償を求める話し合いを行った。

リーさんによると、当初、ビンタイン区人民法裁判所は、ビンタイン区2街区にある本部で公式の謝罪会見を行うと述べていた。

リーさんによると「私は自分の無実を地域の人に知ってもらうために、私の地元のロンアン省カンジュオック県で公式の謝罪会見をおこなってほしいと要求しましたが、裁判所は、COVID-19の感染拡大を理由に、カンジュオック県が謝罪場所を提供することを拒否したと言いました」

「ところが、私が地元の人民委員会に行って確認したところ、人民委員会は、地域内のどこでも謝罪会見をおこなう事を拒否しないと回答したんです。そこで、私はビンタン区人民裁判所に対して、再度私の地元で謝罪会見をおこなうように要求して、彼らは同意しました」

リーさんは、ビンタイン区人民裁判所に対して、謝罪の他に名誉棄損と逸失利益の補償などで36億VNDの損害賠償を要求したことも明らかにした。「現在、裁判所と私の代理弁護人がこの問題について交渉しています」とリーさんは教えてくれた。

出典:12/03/2021 ZING NEWS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作