ホーチミン市在住のグエン・ナム・フイ容疑者（39歳）が、自分は商工省副大臣の息子で医療用手袋製造会社の情報を持っていると偽り、日本の会社から180万USDを騙し取ったとして逮捕された。
3月8日、She Medical社のグエン・ナム・フイ容疑者とこの会社のマーケティング開発部長であるグエン・クアン・タイ容疑者（39歳）が詐欺容疑でホーチミン市警察に逮捕された。
この事件に関連して、フイ容疑者の妻であるドー・ティ・トゥー・マイ容疑者も逮捕されたが、幼い子供を育てているとして保釈された。
警察の捜査によると、2020年5月フイ容疑者夫妻が経営するShe Medical社は、日本の企業から仲介業者を通じて大量の医療用手袋の購入注文を受けた。
フイ容疑者は、自らを商工省副大臣の息子だと名乗り、複数の医療用手袋製造企業に伝手があり、十分な量の製品を供給できると話した。フイ容疑者は、顧客に製品の写真や工場の写真を見せて信用させた。その後、フイ夫妻は、顧客とのやり取りをタイ容疑者に任せた。
2020年6月12日、何度もの商談の末、フイ夫妻は、日本企業と医療用手袋10万ケース（600万USD相当）の販売契約を締結した。契約に基づき、フイ夫妻の会社には180万USDのデポジットが振り込まれた。
その後、契約した納期になってもフイ夫妻は、様々な理由をつけて商品を送らなかった。日本側は何度もデポジットの返還を求めたが、フイ夫妻が応じなかったため、警察に被害を届けた。
出典：08/03/2022 VNEXPRESS
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