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【経済】ADBがアジアの経済成長予測を下方修正

(C)ADB.ORG

アジア開発銀行(ADB)は、アジアの開発途上国の経済成長率を今年が7%、来年が5.3%とし、前回の予測から僅かに引き下げた。

12月14日、ADBはアジアの経済成長予測を更新した。今年9月時点の発表では、ADBはアジアの開発途上国の経済成長率について今年は7.1%、2022年は5.4%と評価していた。これにより、今年の経済成長率の見通しは、中央アジアを除くアジア地域で僅かに下方修正された。

ADBの最新の予測では、東アジアの成長率は、中国の成長率の見通しがわずかに引き下げられたことを受けて、今年と来年の両方とも0.1ポイント減少して、7.5%と5%と予測されている。中国経済成長率は、今年が8%、来年が5.3%と予測されている。

南アジアは、今年の経済成長率予測が9月時点の8.8%から8.6%に引き下げられた。2022年度の経済成長率については、以前と同様7%に維持された。南アジア最大の国であるインドの2022年3月31日までの2021年度の経済成長率は、9.7%と予測されている。これは、サプライチェーンの混乱が製造業に影響を与えたことで前回予測から0.3ポイント減少した数字となっている。インドの2022年度の経済成長率は国内需要が平年並みに戻るために7.5%に達すると予測されている。

東南アジアは、域内の各国がデルタ株に対応するために経済活動に制限を加えたことを受けて、今年の経済成長率が前回の予測より0.1ポイント低下して3%に下方修正された。来年の経済成長率は、各国での経済活動への制限緩和が進み、経済活動が回復することで5.1%まで回復するとみられている。

太平洋地域の成長予測は、今年は-0.6%のままで、2022年については、4.7%と僅かに下方修正された。

ADBのチーフエコノミストであるジョセフ・ズベリッチ氏は、アジアは、COVID-19に対してワクチン接種の継続と優秀な感染防止対策という素晴らしい対策を通じて世界をリードしており、経済成長を後押ししていると分析する。しかし、第3四半期に発生した新たな感染爆発は、アジア経済の成長を失速させた。さらに、最近のオミクロン株の発見によって状況はさらに不安定になってきている。したがって最近の回復に向けた状況においても、これらの不確定要素を頭に入れておく必要がある。

アジアの開発途上国の一般的な傾向とは逆に、中央アジアは今年の経済成長率が4.7%に上昇すると予測されている。これは、物価の上昇と公共支出の増加を反映したものだ。来年の経済成長率も9月の予測である4.2%から、4.4%に引き上げられた。

この地域のインフレ率は、2021年が2.1%、2022年が2.7%と予測されており、引き続き抑制可能な範囲に留まるとみられている。そのため、金融の緩和政策を実施する余地が残されており、COVID-19からの回復が見込まれている。

出典:14/12/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作