10月27日にホーチミン市は、明日から飲食店の店内サービス再開を許可すると発表した。7区とトゥードゥック市では、酒類の試験販売も許可される。
これは10月27日にホーチミン市人民委員会のファン・ティ・タン副主席が署名したホーチミン市の飲食店における店内サービス再開に関する公文書に記載された内容だ。これまでホーチミン市内の飲食店は、5か月間に渡って店内での飲食サービスの提供を停止させらていた。
今後ホーチミン市内の各飲食店は、COVID-19感染防止対策評価基準を満たし、下記の条件を満たしていれば店内での飲食サービスを提供できることになる。飲食店の営業条件は、営業時間は21時までとし、収容人数は上限50%まで、アルコール類は提供禁止とされている(結婚式場、ホテル内のレストランなどは除く)。
ただし、市内の感染抑制状況を考慮してホーチミン市は、7区とトゥードゥック市では、11月15日まで試験的に酒類の販売を許可するとしている。酒類の提供ができる具体的なエリアについては、各自治体の長が決定する。
10月24日にホーチミン市人民委員会はホーチミン市内22の区と県の感染レベルを公表した。それによると9つの区と県がレベル1(ニューノーマル)、12の区と県がレベル2(感染リスク中)とされ、ビンタン区のみが感染レベル3(感染リスク高)と評価されていた。
ホーチミン市では、公表した感染レベルに基づき、各自治体と関係機関が連携して、管轄する地域内でのCOVID-19を効果的に抑制しながら安全かつ柔軟な適応策を展開するように要請していた。
ホーチミン市商工局によると、市内には約7500社の企業と数千件の個人経営の飲食店が存在している。これまで、COVID-19感染防止対策の一環として飲食店は、デリバリー販売や店内飲食サービスの提供について数か月に渡って制限を受け続けており、市内の飲食業界は大打撃を受けていた。
統計によると2021年1月から8月までのホーチミン市の飲食業界の総売上高は約32兆VNDで、前年同期比で20%のマイナスとなった。経営の悪化によって多くのレストランが閉鎖や事業縮小に追い込まれることになった。
出典:27/10/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作